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解決済みの質問

ADHD児童のピアノ教育

ADHDの生徒も何人か教えてきましたが最近難しい生徒に当る事が多いです。どうか皆さんの知恵を頂きたく書き込みさせていただきます。質問は、

(1)生徒に何かを指図する事はどこまでが可能か。
(2)生徒はグループレッスンの方が個人より楽しく為になるのではないか。
(3)場合の楽譜全てに音の名前、拍、指使いを書き入れる事に対しての是非
(4)レッスン中に親が子供を手をとって鍵盤の場所を教える事はいいことなのか。
(5)練習の是非 (しなくてもいいかどうか)

質問(3)(4)は最近そんな先生がいたのですが先生が引っ越ししたので生徒が私に来て楽譜を見せてもらってビックリした、という所からきてます。

ADHDだから、といって甘やかす親と教師の多い事。子供もそれを知って我がままやってる部分があります。ただでさえ叱られる事、指図される事を極端に嫌うタイプの子供達です。先生の雰囲気で全て感じ取ってしまうという困った所もあります。必然的につき合う事に疲れる大人たちは叱るか甘やかすか無視をするかになってしまいます。そんな子供達にいかにピアノを教えるかを知るのがピアノ教師のつとめだと信じています。ちなみに先日はADHDの生徒がピアノの鍵盤の上に激しく座り音程を狂わせました。「楽器に可哀想な事はしないで」と言ったら厳しい先生はストレスが溜まって駄目だ、とお叱りを受けレッスン辞めてしまいました。至らない自分の未熟さに悔し涙が出ます。

どうか、皆さんのアドバイス、宜しく御願い致します。

投稿日時 - 2005-08-24 15:23:59

QNo.1601540

すぐに回答ほしいです

質問者が選んだベストアンサー

養護学校の音楽科の教員です。depressed_pianoさんのお気持ち、痛いほどよく分かります。本当に大変だと思います。他人事とは思えません。私は病弱養護学校に勤務ではありませんし、医学の専門家でもありません。その生徒を実際に見てみないと分からないこともあると思いますが、注意欠陥多動性障害の生徒は何人か音楽の授業(中学校、養護学校)で受け持ったことがありますし、仕事柄勉強しますので一緒に考えていきたいと思います。
 まずは、ADHDの生徒の特徴について考えなければなりません。ADHDの子供は脳の中枢神経系の障害、前頭葉の機能障害などで指示されたことを注意しようと思っても持続できないということです。言い換えると多動というのはやめようとしてもやめられないのです。特徴としては(1)内言語の遅れ(2)言語の遅れ(3)社会性の遅れ(4)時間間隔の希薄さ(5)自己制御の遅れがあり、A:注意力障害優勢型 B:多動性衝動性優勢型 C:混合型の3タイプに別れ A:忘れ物が多い、整理ができない B:落ち着きがなく、ウロウロ。おしゃべりが止まらない C:A、Bの混合 という3つのタイプに分けられます。
 ADHDの子供は発達が遅れていると考えなければなりません。100%改善するわけではないのですが、方法によると改善するということです。特に注意されても、本人にとっては「悪いこと」をしたという意識はありません。自覚していない行動に対する注意・叱責が繰り返されると、反発心が育ち反抗挑戦性障害が行為障害が発展します。いわゆる問題行動ですね。まだ、この生徒さんの場合はそこまで発展(2次障害)していないような気がします。本来なら教師に対しての暴力に発展していると思います。また、ADHDの子供は年少時より注意・叱責されているため反発心が育ちやすく、2次障害を起こさないためにも小学校1・2年の時にしっかりと予防しておくことが大切です。
 ADHDの生徒への指導の原則として(1)即時強化(すぐほめる)(2)高強化率(たくさんほめる)(3)高強化価(大げさにほめる)(4)注意よりほめる(5)見通しを持てること(スケジュール)ことです。
 指導の具体的な支援として、約束を交わして、約束を守ったらシールをあげるよとか、約束をやぶったら×をつけるなど目に見えるように分かりやすくしましょう。レッスンの内容を紙に書いて○やシールでできた!というように視覚的な手がかりやスケジュールを見せると自己評価につながり、見通しが持てるようになります。また、できなかったらシールをはがしてもいいでしょう。これは自己教示訓練といって行動を言語化する。行動を方向ずけ確認し、強化する。改善につながります。レッスンの内容を書いた言葉を線で消していくこともいいでしょう。セルフモニタリングといいます。
 まとめると、(1)行動に対して素早くほめましょう。(2)家庭でも使っている共通の言葉で声かけしましょう。(止まれ!ストップなど)(3)すべてを否定せず一部肯定したかかわりを行う。(ルールを作る)(4)見通しを視覚的に分かりやすく提示する。(5)自分の行動をコントロールできるようにする。(自己評価)

以上のことを踏まえて考えてみます。
(1)生徒に何かを指図する事はどこまでが可能か。
 まずは子供の目線に立ってできることからやってみてはどうでしょうか。
(2)生徒はグループレッスンの方が個人より楽しく為になるのではないか。
 グループにするとグループ全体に気をとられ、うまくいかないのではないでしょうか。ピアノの演奏を行うのなら個別指導に徹した方が上達すると思います。
(3)場合の楽譜全てに音の名前、拍、指使いを書き入れる事に対しての是非
 視覚的に分かりやすくすることは大切です。
(4)レッスン中に親が子供を手をとって鍵盤の場所を教える事はいいことなのか。
 保護者の方の指導がよく通る場合があります。子供にとっては事前に予防(教育)されていることがあるためではないでしょうか。
(5)練習の是非 (しなくてもいいかどうか)
 もちろん分かりやすく課題を与えていいと思います。

 私もピアノを幼少から勉強してきたのでdepressed_pianoさんの気持ちはよく分かります。しかし、発想の転換が必要です。ピアノを教えるためではなく、子供のためにピアノを弾くことが大事だと思います。ピアノは他の楽器と同じです。正しい弾き方をしなくても鍵盤に座っても立派に音が鳴るではないですか。(もちろん予防・約束は必要です)ピアノ教育ではなく音楽療法の視点が必要だと思います。

まずは共感しましょう。子供の視点で。子供たちは頑張っているんです。
そして、障害特性の理解と子供の自身の理解(家庭・学校など)
保護者、学校、医者との情報の共有、連携、協力を。
必ずほめてあげましょう。(注意や叱責は工夫を、子供たちはこれまでに十分叱責されてきている)
二次症状を防ぐ努力を。

色々大変だとは思いますが、ゆとりを持って接してあげてください。一般的な取り留めのない文章になりました。指導に自信がある教師はいません。皆、日々悩みながら生きていると思います。一緒に頑張りましょう。

投稿日時 - 2005-08-25 16:18:46

お礼

詳しいお言葉、感謝いたします。情報を読んでもどのように音楽教育に使えば良いのか、と考えていたので。なるほど、と何度もうなずく箇所、ありました。かなり詳しく書いていただきとても実践的でありがたい限りです。必ずほめる、シールなど目に見える成長の見方、どれもADHDに限らずほかの生徒にも使かってるアイデアですがもっと発展させればADHDの生徒にももっと使えるようになりますね!
子供は敏感だから誠意をもって接しないと大変です。けど失敗を恐れていては何も始まらないので勇気を出して教えようと思います。

先生の口から発せられる言葉は全て「難しい事」「面倒くさい事」「叱られる事」と生徒が思っているのが辛いです。音楽は好きですが先生は嫌い、って印象を受けます。辞めていった生徒は私の事最初の数分で嫌いになったみたいです。それがショックで昨夜は泣いてました(苦笑)。

私一人の力では何もかえられないかも知れませんがコツコツ頑張ってみようと思います。ありがとうございました。

投稿日時 - 2005-08-25 17:14:42

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回答(4)

ANo.4

身内にADHDがおります。
質問者様の質問に、ちょっと悲しくなりました。
まずは、その子を好きになって、その子のどんな小さな成長でも喜んで欲しいと思いました。

(1)~(5)の質問は、指導者や教室の方針によって異なりますので、一般的な回答はありまません。あるいは、保護者の希望によって柔軟に対応するかも、指導者や教室の方針ですよね。

ADHDは脳の障害ですが、その子の心が腐っているわけではありません。
また、注意されても行動できないことに、本人の悩んでいるのです。
頑張っても頑張れない、それでも叱られる。そうして自分が悪い子であると感じる。

私の勝手な想像ですが、そんなことを心配しながら、親御さんは音楽を習わせたのではないでしょうか。音楽であれば、「脳」を飛び越して感性で何かを得て自信をもって欲しいと。。。

私の知っている唯一の例では、あまりピアノに向いていなかったようですが、その子なりに進歩はしました。

>そんな子供達にいかにピアノを教えるかを知るのがピアノ教師のつとめだと信じています。

知るだけではいけません。
私は、いかにピアノを教えるかを考え、実践するのがピアノ教師のつとめだと思います。

まずは、時間をとって、保護者の方の思いをきいてみてはいかがでしょうか?
そして、日常生活で叱られることの多い彼(彼女)のよいところ、成長したところを1つでも2つでも見つけて、ほめて育ててみませんか?

叱ること。それはほとんど意味がないのです。コンプレックスを募らせるだけです。

投稿日時 - 2005-08-28 16:19:10

補足

身内、と仰ってたのに。。お子さん、だなんて。。。もうしわけないです。ご免なさい。失礼な事を。。。

投稿日時 - 2005-08-28 20:11:17

お礼

お言葉、ありがとうございます。貴方のお言葉、お子さんをお持ちのお母様のお言葉、心に、しっかりときざんでいこうと思います。
どこか違う先生のもとにいって音楽を諦めないでいてほしい、というのが私の辞めた生徒に対する願いです。

今回の出来事で挫けず、教師として成長していきたいです。頑張ります!!!

けど、今日は違う生徒(ADHDなんですが)に「死ねクソババア」って怒鳴られてショックでした。脳の成せる技だとしても。せめて側にいる親には謝って欲しかったです。。。

投稿日時 - 2005-08-28 19:52:58

ANo.3

「厳しい先生はストレスが溜まって駄目」とは、それこそ厳しい言葉ですね。
真摯に向き合おうとしてらっしゃる先生に対して、ずいぶんと心ないお叱りです。たいへんでしたね。。。

 私の教室にも数人のADHD児童がおります。
二十数年間のピアノ教師生活の中で、その当時は認識されていなかったお子さんも少なからずおりました。

私はそういうお子様をお預かりする際に、必ず保護者にお聞きすることがあります。
「そのお子様が音楽を好きかどうか」ということと
「楽しく音楽を学ぶこと以外に欲しているものがあるかどうか」ということです。

私は基本的に「ADHDだから」という感覚では教えないことにしています。
ただ「ピアノは魔法の箱みたいで、自分で好きな音を自由に取り出すことが出来るのよ」ということだけを伝えたいと思っています。

お母様のなかには、必要以上の「何か」を期待してレッスンに通わせる方もいて
そういう方にはハッキリとお断りをすることにしています。
冷たいようですが、医学従事者でない私には出来ることと出来ないことがあるように思うからです。

でもそんな生徒さんのなかで、音楽の道に進んだ子が何人かいるのです。
プロになったというわけではありませんが、自作の曲をもって嬉しそうに遊びに来てくれるのです。
こんなに嬉しいことはありません。

年に一度の発表会で(こじんまりとした手作りの会ですが)自作曲をみごとに弾いて歌ってくれます。
音大を目指す生徒さん達の弾く難曲と相まって、その優しい旋律は
ひときわ大きな拍手をもらっています。嬉しい瞬間です。。

depressed_piano先生もどうか、肩の力を抜いて深呼吸して下さい。
私達自身も音楽を楽しみましょうよ!・・ね?

投稿日時 - 2005-08-27 17:10:54

お礼

暖かなお言葉、ありがとうございます。20年とは凄いです。私なんてまだまだ経験不足です。しっかりとした教育信念を持つ大切さを考えさせられました。私も「ここまでは面倒見切れます」というラインを引くべきですね。「楽しく音楽を学ぶこと以外に欲しているものがあるかどうか」、大切な質問だな、と思いました。ただ、現在は楽器屋さんで教えているので生徒を取る取らないの自由が限られてしまってます。一度店の人と話してみるべきですよね。
「ADHDだから」という感覚では、、、というお言葉、心にしみます。どの生徒にも真剣に心から接するべきですよね。

今まで気張ってましたが、お言葉でもっとリラックスして冷静にならねばって思いました。音楽の楽しさを忘れては楽しさを教える事ができませんよね! がんばります♪

投稿日時 - 2005-08-28 08:39:06

ANo.1

自宅で音楽教室をしています。
以前、自閉症気味の子供さんを教えた事がありますが、その当事は私自身が若かった為、depressed_pianoさんのように考えてレッスンしていました。

でも、今考えると同じ病名でも、個々によって症状などが違いますので、その子供さんにあった指導方法をとっていたら、もっとその生徒さんは、ピアノを楽しめたかな~と思います。

将来ピアニストになる訳ではないので、譜読みが苦手なら音符に振り仮名も良いと思います。
大人のレッスンでは、曲を覚えてから指が動き出す方が多く、本人が希望した場合は、書いてもOKにしています。

ご本人やご両親が、以前の先生の方法が気にいっているなら、否定はせず、それを取り入れてはどうでしょうか?
どうしても納得出来ないなら、教えることをお断りする勇気も必要ですよ。

やはり普通の子供さんと同じ方法でレッスンをすると、ストレスになる子もいると思いますので、まずは、保護者の方にそのお子さんの好きなことや嫌がることをお聞きして、新しい環境に慣れるまでは子供さん中心のレッスンをして、信頼関係を築いていく方が良いと思います。

投稿日時 - 2005-08-25 08:48:11

お礼

お優しいお言葉、感謝いたします。なんかいっぱいいっぱいなのが文面からも現れてて自分が恥ずかしいです。
断る勇気、必要ですよね。自分のキャパを知っておかないと本末転倒になりかねないですし。
子供が何を望んでいるのか、親が何を望んでいるのか理解し合った上でレッスンを進めていくのが一番ですがたまに信頼関係が出来上がる前に壊れてしまう事ってありますよね。世の中、何が人のカンに触るかなんてわからないときもあって。。。けど、子供がどんな子であれ、親がどんな親であろうと怖がらずに愛情と信頼をもって教えてあげるしかないのかな、と今日は考えてました。

inusukiさんのお言葉、教えるのに行き詰まったときにまた戻ってきて何度も読ませていただきたいです。ありがとうございました。

投稿日時 - 2005-08-25 16:00:39

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