こんにちはゲストさん。会員登録(無料)して質問・回答してみよう!

解決済みの質問

旧人の絶滅原因

現生人類と共存していなかった時代の人類が絶滅したのは、肉食獣によってなのでしょうか。

投稿日時 - 2006-10-05 09:52:05

QNo.2452086

暇なときに回答ください

質問者が選んだベストアンサー

 簡単に言えば、その理由はよくはわかっていません。
 「現生人類と共存していなかった時代」というのは、現生人類以前の人類と捉え、ご質問を現世人類出現以前の人類は多種いたのにもかかわらず、ほとんどが滅んだ理由はなぜか、というふうに捉えてよろしいでしょうか。

 一言でいえば、よくはわかっていません。が、多くは環境の変化に耐えられずに数を減らし、絶滅したのだというのが現在の考え方だと思います。大型肉食哺乳類の隆盛はその理由のひとつであったかもしれませんが、大きな理由に数えられはしていないと思います。
 初期の人類にとって分岐点となった大きな環境の変動は乾燥化です。約300万年(270万年とする説も)から180万年前にかけて、寒冷化と湿潤化を行ったり来たりする振幅の激しい気候の変動があります。いわゆる氷河期ですね。
 猿人と呼ばれるような、まだ森林に住んでいたと思われる初期の人類はこの約250万年前を境に姿を消します。
 代わりに台頭してきたのが「頑丈型」と呼ばれる種です。上記の猿人を華奢型と呼び、それに対応する呼び方ですね。頑丈型といっても現生人類から見れば小柄なのですが、顎が非常に発達し、大きな大臼歯を備えていました。このため繊維質の、とても固い植物も食料にすることができていたと考えられています。
 しかしこの頑丈型も、繰り返される寒冷化による地球各地の乾燥化に耐えられず、衰退していきます。食性の、環境への適応が足りなったというのが原因だと考えられています。ほとんど植物だけを食料としていたため、大変動で従来食料としていた植物が大幅に変わることに対応できなかったのでしょう。森林が平原になったり平原が森林になったりすれば、食性どころか環境そのものががらりと変わります。しかし頑丈型は繊維質の植物食に特化して適応したタイプで、食べ物を植物以外に移すことができなかったと思われます。
 食性を移すことができなかったということは、他の地域への進出も不可能だったということです。
 生き延びて次に取って代わったのが、ホモ属と呼ばれる人類です。華奢型の系統をくむ種を祖先にもつ人類です。これらは乾燥化への臼歯などの適応が、頑丈型に比べればほどほどであったと考えられ、そのかわりより肉食に頼ったと考えられています。この肉食により脳の進化やより食料の少ない北への脱出が可能となり、現生人類へとつながっていくものと思われます。
 もっとも、肉食といっても運動能力の低い人類ですから、最初は屍肉漁り専門だったようです。その後、動物性タンパク質という高カロリーを得て大脳を発達させ、大脳の巨大化による早産化、早産化による家族形態の変化を経て優れたハンターへと発展していきます。
 このホモ属は前述の頑丈型と一時期共存していたと見られています。頑丈型が絶滅したと見られるのは100万年前です。従って、この頑丈型すべての種が滅んだ理由の中には、ホモ属の人類との競合もありえたかもしれません。が、チンパンジーとゴリラが共存していることを考えると、現在ではその可能性はやや否定的です。
 さて、頑丈型が滅んだあとも、ホモ属は何種類かいました。しかしその後も繰り返される氷河期でぽろぽろと脱落していって、約1万年~1万8千年前の最終氷河期を生き延びたのはクロマニョン人一種のみとなるのです。

 大型哺乳類も、肉食の度合いを強めた中期以降の人類による狩猟のほかには、この環境の大変動の中で絶滅していったと思われます。ですからそれ以降の人類の天敵としてそれらの絶滅の主要原因になりえたとは考えにくいです。

 人類が誕生した環境の変化としては、「大地溝帯」でお調べになってみてください。
 ただし、これは今現在支持されている説であって、今後の研究で覆らないとも限りません。化石の発掘等で学者によって数え方が違いますが、人類の種の数は現在でもかなりたくさんあります。
 化石の発掘等、研究が進むにつれて数や分類のしかたもすぐ変わるのが現況ですし、多地域進化説のように、人類の進化についての考え方自体がかわる可能性もあります。
 より詳細がわかるにつれ、ご質問のように「乾燥化により大型化した肉食獣に捕食されて絶滅した」といったグループも発見されるかもしれませんね。

 また、現生人類と同時期に存在していたネアンデルダール人の絶滅については、このサイトに優れた回答がありますのでご覧ください。
「質問:ネアンデルタール人は何故滅んだの?」
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=846983

他、参考サイトとして
「初期人類における種分化と同所性について」
http://anthro.zool.kyoto-u.ac.jp/evo_anth/symp0011/suwa.html

投稿日時 - 2006-10-06 14:00:03

お礼

やはり気候の変化を文明の力で乗り切れなかったので絶滅したのだというお考えに、納得します。ネアンデルタールは私も現生人類との関係で絶滅だと思ってました。

投稿日時 - 2006-10-08 10:17:37

このQ&Aは役に立ちましたか?

3人が「このQ&Aが役に立った」と投票しています

回答(3)

ANo.2

種の絶滅の最も大きな原因は競合する多種との競争に敗れたことです。すなわち、私たちの祖先との競争に敗れたのでは

投稿日時 - 2006-10-05 20:30:58

お礼

ネアンデルタールはその典型でしょう。

投稿日時 - 2006-10-08 10:18:01

ANo.1

以前、TVで言葉の数の違いだったと放映していました。また短命な種だと過去の知識が継承されず絶滅しやすいようです。

投稿日時 - 2006-10-05 10:29:52

お礼

文明を発展させるためには、それらが不可欠なのでしょうね。

投稿日時 - 2006-10-08 10:18:43

あなたにオススメの質問