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締切り済みの質問

この場合、窃盗罪は成立する?しない?

最近、スーパーのバイト仲間で以下について法律議論になります。

『スーパーなどでお客さんがレジを通らず、商品を持ったまま一瞬外に出ても、店員に止められる前にすぐに自主的に戻って来て代金を支払った場合について』

この場合、私は窃盗罪が成立すると思うのですが、法に詳しい?友人が言うには、そのまま商品を持ち帰ったのではなく、外に出た瞬間、誰に言われるまでもなく自主的にすぐ戻って代金を支払ったことにより、窃盗罪の構成要因である窃取の不法領得の意思がないと見なされ、窃盗罪は成立しないとのことです。
捕まってもいないのに自主的に戻って代金を支払う行為は盗む気がない証拠であり、そんな万引き犯はいないと言うのです。

以上を踏まえた上でこの場合、窃盗罪は成立するのでしょうか??しないのでしょうか??

また、窃盗罪が成立したとして、店側に実質的被害がなくても警察は被害届を受理してくれるのでしょうか?? 捜査してくれるのでしょうか??常識の範囲で教えて下さい。
お金を払ったお客さんを泥棒扱いにもできませんし。可罰性の阻却でしょうか?違法性阻却?
やはり万引きは現行犯ですかね・・・。

投稿日時 - 2008-02-17 00:31:21

QNo.3782817

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回答(21)

ANo.21

11番です。
>回答者様はこの場合、窃盗罪は成立せず、罪にも問われないだろうということでしょうか?? 
刑法施行規則か掲示訴訟法関係か忘却。
「罪が著しい場合に限って適応される」という条項があります。
したがって、返した場合には、「著しい」わけではありませんので、罪が成立しません。

既にある通り「窃盗」になる可能性はあります。しかし、「返したいる」わけですから、債務はなくなっていますので、民法の損害賠償請求を行っても弁護士代(他の回答参照100-200万円/回。最高裁まで争えば3倍に)を取ることは困難でしょう。

投稿日時 - 2008-02-26 14:35:56

ANo.20

No16です。私もファイナルアンサーとさせていただきます。

基本的には机上の空論としては、条件があいまい過ぎるので回答者さんが混乱しているんだと思います。

1.前述しましたが万引きにおいて不法領得の意思が問題になることはまずありません。「店に何らかの原因で恨みを持っていて、自分が消費する目的でなく、例えば商品を支払いせずに店外に持ち出し捨てる行為」が不法領得の意思がなく、窃盗罪にならない(ただし器物損壊等他の犯罪に必ず該当します。)場合です。
 今回の論点は「故意」です。

2.犯人の言い分とか、心の中というのは質問者さんの言うとおり分かりません。
 なので、日本の裁判は「証拠裁判主義」。「事実の認定は証拠による」。供述、自白も証拠の一つ。もちろん物証もあります。
 「ピストルを人に向けて撃つ行為」は、その時点で殺人未遂。もちろん死ねば殺人罪です。
 犯人が「冗談で撃った。殺すつもりは無かった。」と言って、それが通りますか?それが通れば犯罪なんて成立しません。

 逆に「ゴム鉄砲を人に向けて撃つ行為」をした人が「人を殺すつもりでやったから殺人未遂で逮捕してくれ」と言ってきても警察はとりあってくれません。(不能犯の議論は割愛)
 ようはその「客観的な事実」で、犯人を有罪にできるかどうか。ここが問題。警察、検察は、その「事実認定のための証拠」をひたすら集めるんです。

 「商品を私物のカバンに入れた」は=盗む意思があるということ。

 ふつうのお客さんがそんなことしますか?犯人が「私はそうすることにしてるんです。」と言っても、そんなのは「関係ない」のです。
 主張ではなく「事実を見る」こと。

 いったん私物のカバンに商品を隠した時点で、その窃盗罪は完了しているんです。未遂でもない。既遂です。
 それを店員に見つかる前に戻したとしても、それは自首とか、裁判での情状にかかるものであって、「戻したからチャラ」ってことにはなりませんよ。
 もちろん店が許す許さないはその店の勝手です。

以上。

投稿日時 - 2008-02-23 12:56:36

補足

つまり、
「商品を私物のカバンに入れた」=盗む意思がある=故意である。
というふうに当事者の心中は分からないが客観的に見て、不法占得の意思があると判断され、それが故意の証拠ともなるのですね??

投稿日時 - 2008-02-23 22:26:36

ANo.19

まずですね、「外部状況だけ」から窃盗罪が成立するか否かを確定することはできないんです。

なので、「こういう場合はどうか」「ではこういう場合か」と何度もご質問なさっていますが、無意味です。

繰り返しになりますが、本当に「不法領得の意思がない」のであれば、外部状況がどうであれ、窃盗罪は成立しません。

ただ、本当に不法領得の意思がないのかどうかは、本人にしかわかりません。じゃあどうするか。
毎回、毎回、裁判をして細かく確認して、判断します。
外部状況から推察して、十中八九「不法領得の意思はあっただろう」と思える場合は、本人が否認しても罰してしまいます。
もちろん、本当に罪を犯したかどうかはわかりません。冤罪など、後になって間違いがわかるケースもあります。

ただ、外部状況から判断するといっても、それはあくまでケースバイケースであって、本人の当日の行動だけで判断しているわけではありません。本人の性格、本人の生活歴、その時点での本人の経済状況、精神状況、交友関係、あるいは目撃者の性格や職業、生活歴、社会状況、立場、本人との関係、またその当時の店舗の状況、周囲の人間・・・とありとあらゆる条件を検討して決めるんです。
そこまで細かい条件設定を、されてませんよね。することも無理です。
現実には、想像も付かない事情というのが存在しますから。想像も付かない事情であっても現実に起こったことであればいちいち考慮に入れて判断しなければいけません。だから毎回裁判するんです。

警察官の方は、最終的に無罪・有罪の判定をしません。だから「こういう場合は」なんて話ができるだけです。
彼らは「罰せる可能性が高いかどうか」を見ているのであって、「罪があるかないか」を見ているわけではありません。

ということで、最後の回答にさせていただきます。
外部状況、それも本人の行動プラスアルファくらいで犯罪の成立を判断することは、無理です。
現実の取り扱いとして、どちらの可能性が高いかというところまでしかいえません。

投稿日時 - 2008-02-21 01:57:57

ANo.18

12です。
繰り返しが多いので最後の回答にさせてもらいます。

窃盗罪が成立するための要件は、(1)故意であること、(2)実行されていること、(3)対象が財物であること(但し電気も含みます)、という三つがあります。これらのいずれかひとつにでも該当しない場合は窃盗になりません。

(1)については、たとえばボーっとしていてうっかり商品を手に持ったまま店を出てしまった場合は故意では無いため窃盗罪にはなりません。商品が知らないまに商品棚から手提げ鞄に転がり込んでしまった場合も故意ではありませんから窃盗罪にはなりません。

では何らかの理由でうっかり商品を持ち出してしまったら、そのまま自分のものにしてしまってもかまわないのでしょうか。
もちろんそんなことはありません。
うっかり持ち出した商品は返しに行かなければいけません。うっかり持ち出したと認識しているにもかかわらず返しに行かなければ、横領罪になります。もう少し細かく言うと遺失物横領罪です。
窃盗罪の量刑は十年以下の懲役又は五十万円以下の罰金、遺失物横領罪の量刑は一年以下の懲役又は十万円以下の罰金若しくは科料なので、計画的にわざと持ち出したではない遺失物横領罪の方が罪は軽いのです。
また、例えばうっかり持ち出したことに気付かず鞄の中にチョコレートが入っていたのを食べてしまったとします。この場合は窃盗罪にも横領罪にもなりません。しかし、持ち出された店側が事実関係に気付いて賠償請求した場合は、民事上の問題ですが当然に損害賠償責任を負うことになります。

初出のご質問には
『スーパーなどでお客さんがレジを通らず、商品を持ったまま一瞬外に出ても、店員に止められる前にすぐに自主的に戻って来て代金を支払った場合について』
とありますが、たとえば「お客さんが」ではなくて「泥棒が」とか「万引き犯が」と書いてあれば、故意を前提としていると暗黙に了解できるんです。単にお客さんが商品を持ったまま外に出たというだけでは、いろんな状況が想定できすぎてしまいます。だからご質問の文章だけではわからないとしか回答しようが無い。

(2)については12で書いた通りです。故意であることを前提とすれば理論的には自己の占有下に置いた時点で窃盗が成立します。立証可能であれば店から出なくても窃盗は成立します。
裁判の実務では「疑わしきは被告人の利益」という前提があります。故意か過失かは被告にしかわかりません。では被告が「そんなつもりじゃなかった」と言えば全て無罪だというわけにはいきません。そこでたとえ被告が否認しても客観的に見て故意ではないとは言えない程度の状況証拠が必要となります。そこで法理論がどうであっても実務的には店の外に出てから捕まえるなどの一定の要件を課している場合が多いのです。

(3)は論点になっていないので詳述しません。たとえば日本では情報の窃盗というものは無い、といったことです。
関心があったら検索して調べるなり別に質問を立てるなりしてください。


さて、窃盗が成立するためには上のの三つの要件が全て揃っていなければいけません。どれか1つでも欠けていたら「窃盗罪」にはなりません。

では補足のご質問に回答致します。


# 不法領得の意思があるのかないのか分からない場合、窃盗罪が成立するかどうかも分からず、罪に問われない。
# 不法領得の意思がある場合はもちろん、窃盗罪が成立し、罪に問われる。
# 不法領得の意思がなかったり、「盗む気はなかった」とお客が主張した場合、窃盗罪が成立するかどうかは分からず、罪に問われない。
# ということになるのでしょうか??

そうです。12に書いている通りです。そのまんまです。
やっぱり違いました、なんて回答ないでしょうあんまり。


# 不法領得の意思がなかったり、「盗む気はなかった」とお客が主張した場合はどうなのでしょうか??

窃盗の意思が無ければ窃盗罪は成立しません。
お客に盗む気があったことを立証するに足る合理的な物的または状況的証拠が無ければ、裁判で有罪にすることはできません。
たとえばポケットに忍び込ませているビデオ映像などがあれば被告が否認しても有罪になる可能性は高いです。自白も有力な証拠のひとつです。


がんばって理解してください。
ご自身で、何が疑問なのか具体的に整理できていらっしゃらないように見受けられます。
腑に落ちない箇所があれば、なぜその部分が腑に落ちないのかという理由を考えてみてください。それが間違いであると考える理由があるとか、論理的に矛盾しているとか、回答にいくつかの異見があるならどれが正しいのかとか、そういうようにご質問なさった方が回答しやすいです。そうでないと、回答する側も何がわからないのかわからないから、ドえらい長文になってしまいましたが聞かれていないことまで一から十まで書くか、理解されないかもしれないと思いつつそっけない回答をするかどちらかになってしまうのです。

投稿日時 - 2008-02-20 22:25:18

補足

最後に細かいですが教えて下さい。
以下のように、こちら側の手違いで質問がかぶってしまいましたが、回答者様のご回答が二通りあるのですが、どちらでしょうか??

>># 不法領得の意思がなかったり、「盗む気はなかった」とお客が主張した場合、窃盗罪が成立するかどうかは分からず、罪に問われない。# ということになるのでしょうか??
そうです。12に書いている通りです。そのまんまです。

>># 不法領得の意思がなかったり、「盗む気はなかった」とお客が主張した場合はどうなのでしょうか??
お客に盗む気があったことを立証するに足る合理的な物的または状況的証拠が無ければ、裁判で有罪にすることはできません。
たとえばポケットに忍び込ませているビデオ映像などがあれば被告が否認しても有罪になる可能性は高いです。

ポケットやカバンに入れている映像でも本人の不法領得の意思は分からないのではなかったのですか??

投稿日時 - 2008-02-22 11:46:19

ANo.17

> では、『お客さんが商品を私物のカバンに入れ、レジを通らずに一瞬外に出てしまったが、店員に止められる前にすぐに自主的に戻って来て代金を支払った後日、そのお客さんを捕まえたが

==>すぐに捕まえず、後日捕まえた理由は?

投稿日時 - 2008-02-19 22:41:26

ANo.16

いろいろな意見が出てきてますが。

まず!不法領得の意思について認識が間違ってます!決定的に。
不法領得の意思というのは「他人の物を自己の物と同様に、その物自体の経済的用法に従い利用又は処分する意思。」なんですね。

簡単に言うと、ある車があったとします。
その車のキーを盗んで、自分で乗って「車」として利用する場合は「窃盗罪」。
しかし、所有者に対する嫌がらせのつもりでその車のキーを盗んだ(正確にはここで盗んだという表現ができない)場合、不法領得の意思がなく「器物損壊罪」になるんですよ。

そんなこんなで、今回あなたの友人が、
>外に出た瞬間、誰に言われるまでもなく自主的にすぐ戻って代金を支払ったことにより、窃盗罪の構成要因である窃取の不法領得の意思がないと見なされ
と言っているのは「過失」のことではありませんか?

過失窃盗という罪はありません。本当に払うつもりだったのにうっかり支払いを忘れて、という場合は何の罪も成立しません。

窃盗罪を認めるには故意が必要となります。

>そのまま商品を持ち帰ったのではなく、外に出た瞬間、誰に言われるまでもなく自主的にすぐ戻って代金を支払ったことにより、窃盗罪の構成要因である窃取の不法領得の意思がないと見なされ、窃盗罪は成立しないとのことです。

万引きの方法によるんですよ。結局裁判で裁判官が決めることですから。

例えば、商品をポケットにしまってそのまま支払いをせずに店外に出た場合、社会通念上「店の商品を支払い前にポケットに入れることはしない」という事実がありますから、いくら本人が「ポケットに入れてなおかつ支払いを忘れた。」と窃盗の故意を否定したとしても、間違いなく有罪です。

つまり、外形的、客観的に判断するんです。

万引きにはいろいろな手口がありますが、例えばレジを通らずに袋詰めしたり、カバンの中に入れたりというのはまず万引きの故意が認められます。

逆に商品を手に持ったまま一時的に店外に出た場合などは「うっかり支払いを忘れていた」が場合によっては通るかも知れませんよね。

あと、万引きについて、よく「店外に出た時点で成立」という認識がありますが、あれは店内で声を掛けたときに「いや、支払うつもりだったんだよ」と言われないようにするための保険であり、例えば盗む物の大きさにもよりますが、商品をカバンなり、ポケットなりに隠した時点で、法的には「窃盗罪」が既遂に達します(自己の実力的支配下に置くという行為)。犯罪はこの時点で完了しているのです。

>また、窃盗罪が成立したとして、店側に実質的被害がなくても警察は被害届を受理してくれるのでしょうか

当然受理してくれます。店側には最低でも「窃盗未遂」という被害があったわけで「未遂の被害」も被害届をとってくれます。

・上手く盗めたら上々・見つかっても支払いすればOK

では万引き犯人にとってはノーリスクハイリターンで、そういう店は何度もやられますよ。

違法性もまったく阻却されません(阻却事由がまったく思いつきません。)し、可罰性は警察に届け出る届け出ないで店側が判断すれば良いことです。
警察は5円チョコ万引きでも捜査しますよ。

投稿日時 - 2008-02-19 12:17:41

補足

では、『お客さんが商品を私物のカバンに入れ、レジを通らずに一瞬外に出てしまったが、店員に止められる前にすぐに自主的に戻って来て代金を支払った後日、そのお客さんを捕まえたが、「盗む気はなかったからすぐに支払った」と主張された場合』
不法領得の意思の有無はどう考えられますか??逮捕して窃盗罪の罪に問えますか?

投稿日時 - 2008-02-19 22:09:42

ANo.15

>では、前提として、不法領得の意思がなかったり、
不法領得の意思がなければ窃盗罪は成立しません

>「盗む気はなかった」とお客が主張した場合はどうなのでしょう??
>窃盗罪は成立せず、罪に問われないのでしょうか??
「お客の主張」はあくまで主張ですね。嘘をついているかもわかりません。最終的には裁判で決めます。
ただ、裁判では「捕まえた側が嘘を証明しなければならない」という原則があります。なので、証明が難しいと感じた場合、警察も検挙をあきらめますし、警察が検挙しても検察官が起訴をあきらめることもあります。

>不法領得の意思の有無が分からない場合は窃盗罪が成立するかどうか分からず、罪に問われないということでしょうか??
不法領得の意思の有無が分からない場合、「推定無罪」の原則により、裁判しても無罪となります。なので、上に書いたとおり「不法領得の意思が証明できるかどうか」を考え、「分からない」となりそうな場合は検挙しない、起訴しないということにつながります。

投稿日時 - 2008-02-19 09:38:46

補足

では、『お客さんが商品を私物のカバンに入れ、レジを通らずに一瞬外に出てしまったが、店員に止められる前にすぐに自主的に戻って来て代金を支払った後日、そのお客さんを捕まえたが、「盗む気はなかったからすぐに支払った」と主張された場合』
不法領得の意思の有無はどう考えられますか??逮捕して窃盗罪の罪に問えますか?

投稿日時 - 2008-02-19 22:07:44

ANo.14

> では、前提として、不法領得の意思がなかったり、「盗む気はなかった」とお客が主張した場合は

==> 前提になっていませんよ。
==> (何時、何処で、どういう時に)不法領得の意思がなかったり、「盗む気はなかった」とお客が主張したのですか?

投稿日時 - 2008-02-19 01:00:50

補足

商品を手に取った時から本当に不法領得の意思がなかった場合です。または、自主的にお金を支払った後日の来店時に「盗む気はなかったからすぐ戻って支払った」と主張した場合です。

投稿日時 - 2008-02-19 21:54:37

ANo.13

再び登場してみます。
ずいぶん混乱されているようですね。
理論的には、他の回答者様がお答えになっているとおりです。
混乱ししまう原因の一つとして「質問にお示しの外部状況だけからは、実際に盗もうという意思(不法領得の意思)があったかどうか、理論的に確定できない」という点をご理解いただいていないのだと思います。

「この状況では」窃盗罪は成立するか、罰せられるか、という質問をされていますが、そもそも単純に「店の外に出た」かどうかで盗もうという意思があったかを決定することなどできません。

しかし、「人の意思」というものは外からは全くわからないものですから、それを絶対的な基準とすると、容疑者が嘘をつく限りは一切罰せられないこととなり、不都合です。
なので、ある程度外形的な状況を加味して考えて、「盗むつもりがないと言ってはいても、この状況であれば盗むつもりであったことは明らかだろう」という時には、現実に逮捕もし、送検し、有罪判決が出ます。
その「ある程度外形的な状況」というのがまさにケースバイケースでして、大体の相場や常識的な判断で動いてはいるものの、似たような状況ではあっても何か別の事情があればひっくり返ったり、全く同じ状況であるにもかかわらず、容疑者本人の態度からみて「罪を疑えない」場合にはひっくり返ったり、要するに文章にして「こういうときはこう」などと決めようがないのです。
まあ、だから毎回毎回裁判なんて面倒なことをするのですが。(一律に決められるなら裁判なんて不要)

ということで、ご質問自体が理論を突き詰めて考えれば考えるほど、答えが出ない設定になっています。

お知り合いの警察官の方は、今までの経験上恐らくこうなるだろうというお答えをされているのだと思います。警察官は、疑わしい人を検察官に送り、判断を仰ぐのが仕事ですから、最終的な結論を出すことはありません。理論的に犯罪が成立するかどうかを論じるというよりは、「法律が要求する犯罪成立要件を、どのくらいの確率で証明できるか」という観点で事件を見ます。
もちろん実際には証明が難しいと思われるケースでも犯罪が成立していることはありますし、その逆もあります。警察官としては前者については悔しいけど検挙はあきらめる、後者については裁判に委ねるということになります。

投稿日時 - 2008-02-18 13:40:56

補足

では、前提として、不法領得の意思がなかったり、「盗む気はなかった」とお客が主張した場合はどうなのでしょうか??窃盗罪は成立せず、罪に問われないのでしょうか??
不法領得の意思の有無が分からない場合は窃盗罪が成立するかどうか分からず、罪に問われないということでしょうか??

投稿日時 - 2008-02-18 21:13:16

ANo.12

8です(^^;

補足要求になるべく端的に回答いたしますと、

# つまり、回答者様はこの場合、窃盗罪は成立せず、罪にも問われないだろうということでしょうか?? それとも窃盗罪は成立するが、罪には問われないだろうということなのでしょうか??

窃盗罪は成立するかどうかわからない。
なぜなら初出のご質問では、盗むという意思があるのかどうか示されていないから。
わからないことを「意思があったとすれば」とか「意思が無かったとすれば」などと勝手に斟酌して議論するのはおかしい。

「わからない」ことを前提にすれば、窃盗罪が成立するかどうかにかかわらず、罪は課せられない。

ということです。

論点を整理して考えてみてください(笑)


蛇足かもしれませんが補足のためにもう少しごちゃごちゃ書いてみます。

法律解釈の問題だと、窃盗罪は、盗もうという意思をもって、他人の財物を実際に盗ることで成立します。
そこで私は8で盗もうという意思があるのかどうか、ご質問の文章ではわからず、よって処罰されないと書きました。

もうひとつの主要な構成要件は実際に盗るという実行行為です。観念的には盗む目的で手にした時点で着手です。お店を出なくても既遂です。
お店を出たかどうかというのは、あくまで実行行為があったかどうかを外形的に第三者が主張するための一線です。お店じゃなくて他人の家に空き巣に入ったのなら、家から出てなくても金庫を壊して中のものを風呂敷に入れた時点で既遂です。中の物を盗むために金庫を壊そうとしたけど壊せなかったのなら着手したけど完遂できなかった窃盗未遂罪です。
お店の中では一般的には商品を持ち歩くのは自由で、たとえポケットや鞄に入れてても絶対にお金を払うつもりが無かったと断定しにくいから、店を出た時点を実行行為を判断する基準にしてるんだと思います。
でもお店から出なくても、たとえばポケットに商品を入れたのを店員さんなどに「盗んだでしょう」と咎められて、「はいやりましたスミマセン」と自白すれば、窃盗既遂で有罪です。

初出のご質問についていうと、窃盗の意思があったというのが前提であれば窃盗罪は成立です。

初出のご質問が、「ある人が盗むつもりである商品をいったん店から持ち出したが、思い直して店に戻ってお金を支払った場合は、窃盗罪は成立するか。」だとします。
であれば、窃盗罪は成立。
思い直して店に戻ってお金を払ったという条件は量刑に影響しますが、違法性阻却事由にはなりません。空き巣が盗んだ財布を返しに行っても窃盗の事実は覆らないというのと同じです。可罰的違法性が無いってのは、隣のデスクに座ってる人の私物であるティッシュペーパーを無断で1枚拝借した、なんて場合です。この場合とうぜん該当しません。

しかし本人が自白でもしない限り、窃盗の意思があったことを立証することは難しいです。疑わしきは被告の利益にという裁判の原則からすると、ほぼ不可能です。
だから、窃盗罪は成立しても有罪になって処罰されることは無いと考えられます。本人が自白でもしない限り。

投稿日時 - 2008-02-18 01:25:10

補足

整理します。回答者様は、
不法領得の意思があるのかないのか分からない場合、窃盗罪が成立するかどうかも分からず、罪に問われない。
不法領得の意思がある場合はもちろん、窃盗罪が成立し、罪に問われる。
不法領得の意思がなかったり、「盗む気はなかった」とお客が主張した場合、窃盗罪が成立するかどうかは分からず、罪に問われない。
ということになるのでしょうか??

不法領得の意思がなかったり、「盗む気はなかった」とお客が主張した場合はどうなのでしょうか??

投稿日時 - 2008-02-18 20:52:56

ANo.11

常識の範囲で
>窃盗罪は成立しないとのことです。
これは、刑法の常識の範囲です。

刑事責任の減刑の要件で、「民事責任を取った」場合があります。つまり、盗んだ物に対してその代価を支払った場合には減刑の対象です。
裁判やそうけんの前に和解が成立すれば、減刑の対象、つまり、実質無罪です。医療過誤訴訟などで、和解が成立した場合には刑事責任は問われませんから。

>店側に実質的被害がなくても警察は被害届を受理してく
してはならない、というのが原則です。被害がないということは、事件ではありませんし、被害がないにもかかわらず警察が出てくることが問題です(特別公務員職権乱用材で可罰)。

国民主権、罪刑法定主義、自由権、あたりを読めば、常識の範囲として記載されています。

それと、最近は世知辛くなりましたけど、以前は、店にきて、「これもってくよ」と声をかけるだけで商店の在庫品持ち出すことは、通常の商取引として行われていました。現金は収穫期、年1回しか入りません。ですから、その場で決済するという週間は近年の物です。

投稿日時 - 2008-02-17 15:41:01

補足

つまり、回答者様はこの場合、窃盗罪は成立せず、罪にも問われないだろうということでしょうか?? それとも窃盗罪は成立するが、罪には問われないだろうということなのでしょうか??

投稿日時 - 2008-02-17 23:15:15

ANo.10

ANo.1、7です。

> この場合、私は窃盗罪が成立すると思うのですが、
そもそも、ご質問の前提に無理があることを最初に回答しておりますが、まだスッキリしませんか。

被害の無い被害届など警察も受理できないと思います。

ご質問の前提が曖昧であり、それについて討論しても結論はでませんよ。
改めてご察し致しますに、店舗側のお立場で窃盗(万引き)の被害を未然に防ぎたいという問題解決であれば、今回のご質問内容は不適切です。
何しろ犯罪者(窃盗罪)有りきなのですから。
『どうしたら怪しい人を逮捕できるでしょか?』と聞いているような話です。

話を戻しますが、実際に万引き被害が多々有って、手を拱いておられるのであれば、店舗側もお客様も気持ちよく犯罪(万引き)防止が出来る環境づくりが必要です。
例えば、怪しい方に対して自然な形で抑止ができる立場の警備員さんを配置してはどうか等、そうよう議論をされてはいかがですか。

職場のお仲間どうしで、何の議論をされるのもご自由ですが、ここは議論の場ではありませんので、質問者様が期待する回答が挙がってこない場合は、ご質問の内容を良く考えてみることも大事ですよ。

投稿日時 - 2008-02-17 15:00:51

ANo.9

法学上の問題と警察等の現実の対応、起訴に関する問題、訴訟上の有罪無罪の問題がごっちゃに議論されていますね。
法学上つまり現実に有罪(起訴裁判をし有罪と確定する事)となるか否かを横に置けば議論不要の初歩の初歩の質問ですよ。
そもそも本人の意思を持って自己の支配下に置いた瞬間(店内用のかご等ではなく個人のバッグ等に入れた瞬間)法学上窃盗と言う犯罪は成立です。

>法に詳しい?友人が言うには、そのまま商品を持ち帰ったのではなく、外に出た瞬間、誰に言われるまでもなく自主的にすぐ戻って代金を支払ったことにより、窃盗罪の構成要因である窃取の不法領得の意思がないと見なされ、窃盗罪は成立しないとのことです。

これは法学上の問題でなく現実的に如何処理するかと言う問題です。

>店側に実質的被害がなくても警察は被害届を受理してくれるのでしょうか?? 

現実的には受理しませんが犯罪行為があった事実は民事的解決と別ですので警察側の判断により受理可能です。
必ず捜査を望むなら告訴が必要です。

>捜査してくれるのでしょうか??

被害届け受理又は告訴の場合、形式的には捜査します。(被疑者に任意等で事情聴取程度でしょう。)
現実的に被害届けの場合、微罪処分。告訴の場合、不起訴処分と言ったところでしょう。

万が一起訴されても本人(被疑者・被告人)が犯意を否定すれば無罪となるでしょう。

投稿日時 - 2008-02-17 13:28:09

補足

つまり、回答者様はこの場合、窃盗罪は成立せず、罪にも問われないだろうということでしょうか?? それとも窃盗罪は成立するが、罪には問われないだろうということなのでしょうか??

投稿日時 - 2008-02-17 23:17:15

ANo.8

ご質問にある状況設定からは行為者に不法領得の意思があったかどうかわかんないんだから、勝手に「意思があったものとみなして」「意思が無かった場合」なんて別段の条件を付け加えて論じるのはダメでしょう。
行為者の内心が不明だということを前提として、外形的に不法領得の意思があったと推定する状況証拠は無いから、警察が積極的に捜査するとは考えにくく、ひょんなことから送検されても検察が起訴するとは考えにくく、ひょんなことから起訴されても裁判官が有罪にするとは考えにくい。だから窃盗罪が成立して十年以下の懲役又は五十万円以下の罰金が課せられるとは考えられない。ということになると思います。

窃盗の意思が無いのに、誤って鞄に店の商品が転がり込んでしまって、そのまま知らずに店を出たところを万引きと見なされて捕まって有罪になる可能性もあるんです。罪の要件は行為者自身の意思であってもそれを判断するのは第三者ですから、現実的には外形的にどう見えるのかという事実関係が重要です。

投稿日時 - 2008-02-17 12:16:49

補足

>>行為者の内心が不明だということを前提として、外形的に不法領得の意思があったと推定する状況証拠は無いから、・・・

つまり、回答者様はこの場合、窃盗罪は成立せず、罪にも問われないだろうということでしょうか?? それとも窃盗罪は成立するが、罪には問われないだろうということなのでしょうか??

投稿日時 - 2008-02-17 22:56:43

ANo.7

> 窃盗罪が成立したとして、罪に問うことはできないのでしょうか?
窃盗罪が成立したら、罪に問えるでしょうね。
正しくは「窃盗罪は成立するのでしょうか?」または「罪に問うことはできないのでしょうか?」

投稿日時 - 2008-02-17 02:36:47

補足

知り合いの警察官は「窃盗罪は成立するかも?しれないが、それぐらいのことじゃ普通は被害届は受理しないし、処罰もしない。」と言ってました。どうなんでしょうかね??

投稿日時 - 2008-02-17 11:55:22

ANo.6

まあ要するに、店の中か外かという一律のラインで決められる問題ではない、ということです。
理論的な詳細はNo.2~4さんが述べられているので触れません。

現実の万引き取り締まりは「店の外」を一つの基準としていますが、セルフサービスで商品を選択してかごに入れ、レジに向かうスーパーの業態では、店の中でいくら不法領得の意思が明らかに見えても証明が困難だと判断しているのでしょう。
逆に、店の外であればその証明が容易だと。
不法領得の意思なんてのは、所詮人間の意思ですから、科学的な証明は不可能です。あくまで社会通念を基準として、疑いの程度が相当に高い場合に証明可能だと考えるしかありません。

そう考えると、かばんに入れて店の外に出た場合などは、不法領得の意思は証明しやすいですね。ポケットの場合は若干難しいかもわかりませんが、基本的に警備員が「入れる瞬間」を目撃しているわけですから、そこからの行動を合わせて考えて、証明可能である確率が高いと考えているのでしょう。

そもそも常識的に、裸で商品を持ってスタスタと出てしまった人に対して、万引き扱いはしないと思いませんか?
「ちょっとお客さん!お支払いがまだですよ!」で戻ってくれば不法両得の意思はなかった可能性が高いし、実際そう考えているわけです。
逆にこの声掛けで逃げ出した場合はまず間違いなく万引きですよね。

投稿日時 - 2008-02-17 02:31:00

補足

つまりこの場合、「どちらとも言えない」ということでしょうか。
ちなみに、知り合いの警察官は「窃盗罪は成立するかも?しれないが、それぐらいのことじゃ普通は被害届は受理しないし、処罰もしない。」と言ってました。どうなんでしょうかね??

投稿日時 - 2008-02-17 12:06:18

ANo.5

結論的には「分からない」です。なぜなら窃盗罪の成立要件として必要な故意に関する事実関係が明らかであるとは言えないからです。

まず、「間違って外に持って出てしまった」のであれば「故意がない」ので窃盗罪にはなりません。
次に、「元々盗む気もなく、何らかの事情で単に外に出ただけ」であればこれまた故意がないので窃盗罪にはなりません。
ただしいずれも、「本当に盗む気がない」ということを信じてもらえるかどうかは別です。しかし、戻ってきて金を払うのが「"窃盗罪となるべき行為の時点で"盗む気がない証拠」だと仮に言えるならつまり故意がないのですから「窃盗罪にはなりません」。
最後に「盗むつもりで外に出たが思い直した」だったら#2の回答の通り「窃盗罪の既遂」です。つまり、事後的に「盗む気がなくなった」のであれば窃盗罪は成立します。この場合「事後的な行為により既遂となった犯罪の違法性を阻却することはないです」。

なお、「可罰性の阻却」などというのは刑法理論上の犯罪成立阻却事由として存在しません。可罰的違法性という議論はありますが、これも犯罪となるべき行為の違法性の問題であることに変わりはありません。つまり、「形式的には犯罪となるべき行為自体が刑罰をもって対処すべきものか」という話なのであくまでも「犯罪となるべき行為」それ自体の問題です。ですから、「犯罪成立後に何をしたかは関係がない」です。窃盗罪が既遂となっている以上、その後の行為が仮に違法性を減少させることがあるとしても可罰的違法性の問題にはなりません。

ということで結局は、「その人に行為の時点で窃盗の故意があったのかなかったのか」が問題で「最初から盗む気がない」というのであれば「故意を欠くので窃盗にならない」というのは正しいです。ただし、「戻って金を払うのが"最初から"盗む気がないからだ」と言えるのかどうかが問題です。が、それはつまるところケースバイケースです。少なくともそれを「"最初から"盗む気がない」と決め付けるのも「(少なくとも窃盗罪となるべき行為の時点では)盗む気がある」と決め付けるのもいずれも誤りです。

#先にも触れましたが「実際に本人がどう思っていたにしろそれを信じるかどうかは別問題」です。これは事実認定の問題で「実際にどう思っていたか」ではなく「どう思っていたと考えられるか」という話であり、「犯罪の成立要件」ではなく単に訴訟手続き上の問題でしかありません。

ところで、実質的被害がないことは犯罪の成立には全く影響しません。基本的には「量刑上考慮すべき情状の問題」でしかありません(「酌量減軽」とは違います。法律上は酌量減軽は可能ですが、刑の最下限が1万円の罰金である窃盗罪ではほとんど意味はありません)。窃盗の未遂犯が「実質的被害がない場合でも犯罪となる」ことを考えれば実質的被害がないことの一事をもって犯罪とならないとは言えません。

ただし、仮に窃盗罪が成立するとしても、「刑事政策的には処罰の必要性があるとは言えないので注意すれば十分なので警察もまともに取り合わないかもしれない」「まともに取り合っても説教か、せいぜいが始末書くらいまでで終わる」可能性は十分あります。何でもかんでも処罰すればいいってものではないのです。通常の万引きですら説教、始末書どまりということがあるのに、まして自主的に金を払った例でそれ以上の処分をする必要があることはそうそうありません。

#のみならず窃盗罪が成立しない可能性すらある(つまり、故意の存否が外形から必ずしも明らかでない)状態では、「事を無用に荒立てない方が利口」だとは思います。必要があるのなら構いませんが。


余談ですが、「構成要因」ではなくて「構成要件」です。また「みなす」と言うのは法律用語では「反証を許さない」という意味ですが、犯罪の成立要件の存否を立証に関わらず一方的に認定することは法律の規定がない限りありません(実のところ犯罪に限らないのですが)。少なくとも法律上、窃盗罪の構成要件の存否についてみなし規定は存在しないので「みなす」ことは訴訟手続においてもあり得ません。逆にみなし規定の存在する名誉毀損罪では訴訟手続ではなく「実体法上」、「みなす」ことがあります(もっともあの規定は実質的には手続規定みたいなものですが)。

投稿日時 - 2008-02-17 02:30:49

補足

ちなみに、知り合いの警察官は「窃盗罪は成立するかも?しれないが、それぐらいのことじゃ普通は被害届は受理しないし、処罰もしない。」と言ってました。どうなんでしょうかね??

投稿日時 - 2008-02-17 12:03:24

ANo.4

連続投稿で申し訳ありません。No.3の投稿後に、補足を拝見いたしました。

お金を支払ったからといって軽微な犯罪になるとはいえませんから、可罰的違法性阻却事由には当たらず、その他の違法性阻却事由もないので、警察の不受理は、違法性阻却を理由とするものではないでしょうね。むしろ、警察の人員不足等処理能力の問題か、敗訴等可能性のいずれか、あるいはその両方が理由のように思います。

投稿日時 - 2008-02-17 01:37:18

補足

知り合いの警察官は「窃盗罪は成立するかも?しれないが、それぐらいのことじゃ普通は被害届は受理しないし、処罰もしない。」と言ってました。どうなんでしょうかね??

投稿日時 - 2008-02-17 12:08:15

ANo.3

すみません、ちょっと舌足らずと思ったので、若干付け足します。

No.2の投稿は、mayomayo32さんのご質問を刑法の論点に関わるものと捉えた上で、「犯人は、一瞬外に出るまでは不法領得の意思があったものの、出たところで自主的に戻って代金を支払った」ことを前提にしております。

始めから不法領得の意思が無かったのであれば窃盗罪はそもそも成立しませんから、見解が分かれることはありません。

仮に、そのご友人の見解が、「始めから不法領得の意思があったか無かったか・一瞬外に出るまで不法領得の意思があったか無かったかに関わらず、自主的にすぐ戻って代金を支払えば、不法領得の意思がないとみなされる」という内容のものであるとすれば、それはやはり誤りです。

法律上、「自主的にすぐ戻って代金を支払ったこと」が「不法領得の意思がないとみなされる」とは定められていません。そうすると、このように「みなされる」かどうかは、No.2でも記したとおり、刑事訴訟手続における事実認定の問題であって、必ずしも不法領得の意思無しと結論付けられるわけではありません。したがって、ご友人の話は誤っていることになります。

投稿日時 - 2008-02-17 01:22:48

補足

なるほど。やはり窃盗罪成立は濃厚だという意見ですね。

投稿日時 - 2008-02-17 12:10:32

ANo.2

そのご友人の見解は、誤りと思われます。

窃盗罪は、財物を自己の実力支配内に移した時に既遂に達します。スーパーでの窃盗の場合、どの時点が「財物を自己の実力支配内に移した時」なのかはケースバイケースです。例えば、いずれも不法領得の意思があるものとして、商品を手に取ってすぐにポケットの中に入れればその時に既遂となりますし、店舗のかごに入れたままレジをすり抜ければその時に既遂となります。

しかし、遅くとも「一瞬(店舗の)外に出た」時には、既に「財物を自己の実力支配内に移した」といえますから、どのようなケースであってもこの時には窃盗罪の既遂に達したと言わざるを得ません。

そうすると、犯罪が既遂に達した以上、「窃取の不法領得の意思がないと見なされ」ることは、刑法上はありません。仮にそのようにみなされることがあるとすれば、それは刑事訴訟法に基づく訴訟手続上の事実認定での話であって、刑法での犯罪成立の議論ではありません。

また、捕まったかどうかは刑事訴訟法にいう現行犯逮捕をされたかどうかの違いに過ぎず(刑事訴訟法上、民間人でも現行犯逮捕が出来る点に、ご留意ください)、刑法上の結論に影響しません。

それから、「自主的に戻って代金を支払う行為」は犯罪を中止しようとしたかどうかに関わる問題に過ぎず(刑法43条但書参照)、犯罪に着手した以上、この行為が「盗む気がない証拠」にはなり得ません。なお、既遂犯は実行行為が終了していることから中止犯にはなり得ないため、43条但書による刑の減免はありません。この場合には、酌量減軽(66条)によるものと思われます。

以上のとおり、「一瞬(店舗の)外に出た」時には窃盗罪が既遂に達しますから、「自主的に戻って代金を支払う行為」が見られたとしても、犯罪の嫌疑が存在します。この場合、警察は被害届を受理しうることになります。

ただ、現実問題としては、特に初犯であれば、受理の可能性は低いかもしれません。お金を支払ってもなお犯人が窃盗を認めているのであれば格別、そうでなければ、その犯人が不法領得の意思を争うなどすることで証拠不十分になり、敗訴等となるおそれが低くないからです。

投稿日時 - 2008-02-17 01:09:46

補足

回答ありがとうございます。
この場合、窃盗罪が成立したとして、罪に問うことはできないのでしょうか??微妙なとこですよねぇ。可罰性の阻却ですかね。

投稿日時 - 2008-02-17 01:14:15

ANo.1

私が利用しているスーパーは、カートが外に置いて有り、買うものが少ない時はカートを引かずに入店します。
買い物が予想以上に増えた時などは、レジを通らずに(未清算の)商品が入ったカゴを持ったままカートを取りに外に出ていますよ。

上記は1つの例ですが、商品を持ったまま外に出る正当な理由がある場合も有りますから、質問内容だけでは一概に結論出ませんね。 

投稿日時 - 2008-02-17 00:58:30

補足

回答ありがとうございます。そういう場合もあるのですね。
この場合、窃盗罪が成立したとして、罪に問うことはできないのでしょうか??微妙なとこですよねぇ。可罰性の阻却ですかね。

投稿日時 - 2008-02-17 01:05:00

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