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解決済みの質問

インフルの感染の仕方と予防法について

お知恵をお貸しください。

今新型インフルが大流行していますが、この新型も含め、インフルエンザの正しい予防法と感染方法を教えてください。

ネットでしか情報を仕入れていないのですが、まず感染について教えてほしいです。インフルウイルスは、飛沫感染、空気感染が最もであるとのことですが、ひとつでもウイルスが入るともう感染確実でしょうか。

・空気中にいるウイルスは、どれくらいで死滅するのか。誰かが発したウイルスはどれくらいの時間空気中に浮遊していて、またその後は床に落ちるのか、死滅するのか。
・すでに感染しているが発症していない人ともし一緒にいた場合、発症していない段階では感染は起こり得ないのか。
・付着して20分ほどで体内に入るとありますが、極論、20分に一度手洗いうがいを繰り返せば感染率は下がるのでしょうか。
・小児ぜんそくもちで大人になってからは、ストレスによる気管支炎をなんどか発症していますが、新型はぜんそく患者が重症になりやすいそうで、小児ぜんそくであった場合もそれに相当しますか。

以上、たくさん質問ありますが、よろしくお願いいたします。

投稿日時 - 2009-09-01 19:28:03

QNo.5254777

困ってます

質問者が選んだベストアンサー

 獣医師でウイルスに専門知識を有します。
 人医ではないので最後の小児喘息に関する質問に回答することは遠慮させていただきますが(個人的には過去の持病は関係なかろうとは思いますが)、その他について。

>インフルウイルスは、飛沫感染、空気感染が最もであるとのことですが

 飛沫感染が主な感染経路で、空気感染(飛沫核感染)は条件が揃えばあり得ますが、通常は飛沫核感染はありません。

>ひとつでもウイルスが入るともう感染確実でしょうか

 いいえ。
 ウイルスはあまりにも小さいので(光学顕微鏡の分解能より小さいので光学顕微鏡では見ることができないくらい)"1個2個"という数え方はできません。ですのでそもそもウイルス屋はウイルスを「個数」が数えるという概念すら持ちません。
 なのでウイルスの「数え方」は、主に力価とか感染価で表します。
 これは培養細胞や発育鶏卵、時にはマウスなどの動物そのものに対し「最小限これだけあれば感染させることができる」量のことです。
 例えば、1EID50(50は下付き文字)は、発育鶏卵に50%の確率で感染させることができるウイルス量、という意味になります。この1EID50が「ウイルス粒子何個か」という問題は、正確に数える方法がないわけですから誰も知らないわけです。知る必要もない、というべきでしょうか。
 とにかく、「このワクチンは10^4EID50のウイルスが含まれている」とか「感染者が排泄する飛沫から10^6TCID50/mgのウイルスが検出された」という表現で十分なわけです。

 というわけなので上手く説明するのが難しいのですが、ともあれどんなウイルスでも感染が成立するためには「たくさん」のウイルスが必要です。どのくらい「たくさん」必要かはウイルスによって異なりますが、インフルエンザは比較的「少ない」ウイルス量で感染が成立する方でしょう。

>空気中にいるウイルスは、どれくらいで死滅するのか。

 基本的に環境中、正確には「細胞の外」にいるウイルスは、死滅する一方の存在です。ただ、主に気温等の条件によって「死滅する速度」が異なるだけです。
 低温下だと死滅速度は遅く高温下では速い、というのがインフルエンザに限らずウイルス全てに共通する性質です。ただ、どのくらい遅いか、またはどのくらい速いか、はウイルスによって異なります。
 インフルエンザの場合は、最短で数分、最長で数時間といったところでしょう。
 同じ数分、または数時間でも元が多ければ死滅して残っている数も違うので、「どのくらいの時間で感染しなくなるのか」という問題には、ほんとうに「一概には言えない」としか答えようがありません。

>誰かが発したウイルスはどれくらいの時間空気中に浮遊していて、またその後は床に落ちるのか、死滅するのか。

 インフルエンザは飛沫感染なので、この空中浮遊時間や飛距離はウイルスではなく「飛沫」としての性質に依存します。
 飛沫感染では空中浮遊時間は数秒、飛距離は1.5m前後です。空気が乾燥していたりして粒子の水分が飛ぶと飛沫核の状態になりやすいわけですが(この時はいわゆる空気感染)、この場合は浮遊時間も飛距離もずっと伸びます。
 この空中に浮遊している間も、床や地面に落ちてからもウイルスは死滅し続けているのですが、ある一定時間後にどのくらいの感染価があるかは、元のウイルス量や気温、紫外線照射量などの条件によって変わります。つまり、一概には言えません。
 まあやっぱり最短で数分、最長で数時間といったところでしょうね。

>すでに感染しているが発症していない人ともし一緒にいた場合、発症していない段階では感染は起こり得ないのか

 起きます。
 一般にインフルエンザは、発症する1日前あたりからウイルスを排泄するようになります。つまりこの時点で「他人に感染させる可能性」を持つわけです。
 また、症状が回復してから2~3日間も、やはりウイルスを排泄します。

>付着して20分ほどで体内に入るとありますが、極論、20分に一度手洗いうがいを繰り返せば感染率は下がるのでしょうか

 どうでしょうねぇ。そんなことをまともに考えたことはなかったのですが、まあ「下がる"かも"しれない」というところでしょうか。

 まずこの場合問題になるのは手洗いだけです。手に付着したウイルスはそのままでは感染せず、手から口に入らなければ感染のチャンスはありません。なのでここで問題になるのはうがいだけです。

 さて、うがいで洗浄できるのは咽喉頭までで、吸入によって気管に直接入ってしまったウイルスはうがいでは除去できません。

 次に、20分という数字は私はあまり目にしたことがないのですが、粘膜に付着してからHA蛋白が開裂し、細胞に吸着して取り込まれるまでが平均20分だとすれば、これはあくまで平均なのでそれより長くかかる場合も短くて済む場合もあるわけです。
 それに20分おきのうがいだと、前回のうがいの直後に粘膜に付着したウイルスは高い確率で感染が成立してしまいます。
 なので、ここだけ考えると"少しは"感染率を下げることができるかも、くらいの感じです。

 でも。
 そもそも論ですが、うがいでウイルスを除去できるのか?という身も蓋もない問題が。
 粘膜上皮に付着したウイルスって、ミクロの視点で見るとビルの谷間に転がった自動車みたいなものです。ビルの高さを遙かに超える大洪水が繰り返し襲ったとしても、谷間に転がった車が完全に流れ去ると思いますか?ほとんどの車はビルの谷間を転がっても、ビルに引っかかるので街から流失することはないでしょう。
 なので私は元々うがいなんて「気は心」程度のモノと思ってます。
 元から感染率に対して関係ないのであれば、20分間隔でしようが極端な話、2分間隔でしようが結果は同じでしょうね。

 電子顕微鏡写真で粘膜上皮面にうじゃうじゃとたかるウイルスの写真を見れば、「こんなモノがうがいなんかで除去できるものか」と思いますけどね。

投稿日時 - 2009-09-02 00:46:07

お礼

詳しくご回答ありがとうございました。
20分というのは、ウィキで見ただけです。
うがいは気休め程度なんですね。

投稿日時 - 2009-09-08 00:00:38

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