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解決済みの質問

がん細胞はなぜできる?

がん細胞はなぜ出来るのでしょうか?
正常な細胞がなんらかの原因で変化してしまうんですよね?
テロメアが関係している説があることを耳にしたのですが、これ以外の原因は考えられていないのでしょうか?
教えてください。お願いします。

投稿日時 - 2003-07-19 23:43:31

QNo.605915

すぐに回答ほしいです

質問者が選んだベストアンサー

大学院でがん細胞の研究をしているものです。

がん細胞というのはDNAの障害によって起こるという考え方が一般的です。

DNAというのは化学物質、紫外線、加老などの要因により結構、簡単にダメージが起こります。ただし、高等生物というのはよくできていまして、簡単な障害は自分で治してしまいます。さらに、どうしてもなおせないときはアポトーシスにより、排除されることがほとんどです。

しかし、どうしても穴はできてしまうものです。DNAの障害を受けたままの細胞も出てきます。で、問題はどういったDNAの障害なのか?ということです。特に重要なものが細胞の増殖に関連するもの、DNAの修復に関連する遺伝子の障害はがんになりやすいです。多くのがんは複数のDNAの障害をうけていると考えられます。(多重ヒット説)

お話のテロメアという話は私の専門ではないので詳しくは存じません。知っていることだけをお話しますとテロメアというのは高等生物では、細胞の分裂回数のリミッターのようなものです。古い細胞は分裂の繰り返しのため、DNAに障害が起きる可能性が高くなるため、それを防ぐための安全装置のようなものだと考えてください。がん細胞は、このリミッターが外れている状態なんですね。(実際は、テロメアは分裂に必要なものだからがん細胞ではなぜかこれが補充される。)

ちなみに私の専門はアポトーシスですが、がん細胞のなかにはアポトーシス抵抗性を獲得し、まわりからの排除を妨害して増え続けるものもあります。
他には増殖をつかさどるリミッターが外れてしまったもの、増殖を増やす装置が増えてしまったものや、これらのDNAの修復をつかさどるものが壊れてしまったものなどいろいろあります。

現在はいろいろ研究が進んでいまして、
例えば増殖を増やす装置が増強されたもの(チロシンカイネースレセプターなど)に対しての専用の薬や、がん研究者の間では、もっとも(?)DNAの修復に関わっていると考えられており、「ゲノムの守護神」とまでいわれている「p53」を補充したり修復したりするための専用の薬などが開発されようとしています。

どの程度が求められているかわかりませんのでこの辺で。質問があればまたのぞきにきますので追加しといてください。

投稿日時 - 2003-07-20 00:35:56

お礼

専門的な立場からの詳しい説明ありがとうございました。
つい先日の大学の講義でアポトーシスについて教わりました。今回の回答でより理解できました。
満足のいく回答でした。ありがとうございました。

投稿日時 - 2003-07-20 17:23:36

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回答(5)

ANo.5

No1のものです。

>DNAに変異が起こることによってどうしてがん遺伝子となるのか

生体には、もともと癌を抑制する遺伝子が存在していています。このような遺伝子が破壊されると、細胞が勝手に増殖したりして、癌になります。
また、もともと癌の遺伝子も持っています。なぜか。普段は眠っているのですが、化学物質などによって突然起こされて悪さをするものもあります。かなり比ゆ的な表現ですが。

ちなみに根本的なことではありますが、癌というのは増殖のシステムの一部(情報伝達?)が暴走してしまって無秩序に際限なく増えていくような細胞の塊ですね。

投稿日時 - 2003-07-20 01:37:33

お礼

二回目の回答ありがとうございました。
がん細胞は突然的な遺伝子の破壊によるものというイメージが湧き、わかりやすかったです。

投稿日時 - 2003-07-20 17:32:17

ANo.4

>正常な細胞がなんらかの原因で変化してしまうんですよね?
そうです。No.1 の方のおっしゃったものなどが原因物質となって、
遺伝子(DNA)変異を起こさせます。
こういった物質を一括して「イニシエーター(initiator)」といいます。

しかし、生体には多少の遺伝子変異なら修復してしまう働きがあります。
だからたいていの人は日光を浴びたからといってすぐ皮膚癌になったりはしないのですが
引き続いて「プロモーター(promoter)」と呼ばれる種々の物質が作用すると、
イニシエーターによって引き起こされた遺伝子変異が促進されて
身体の遺伝子修復機能も及ばなくなり、傷つけられた細胞は
本格的な癌へと進んでいくのです。
ちなみに、煙草に含まれる化学物質にはイニシエーター・プロモーターの
両方が含まれています。

参考URL:http://www.etclinica.com/Tiryouhou.html,http://ww3.tiki.ne.jp/~ashinsin/data/koza30.htm

投稿日時 - 2003-07-20 00:44:37

お礼

イニシエーターは初めて耳にするものでした。
煙草が体に悪い理由もよくわかりました。
ありがとうございました。

投稿日時 - 2003-07-20 17:36:22

がん細胞が、増えまくるのは、ほとんどの場合p53というたんぱく質の機能が失われているからだといわれています。

遺伝子というのは、たんぱく質の設計図ですから、p53というたんぱく質を指令する遺伝子が壊されると際限なく増えることができるらしいです。

あ、できる理由じゃなかったですね。

ちなみに、紫外線で変異が起きるのは、特にチミンが二つ並んでいるところで、チミンとシトシンが並んでいるところやシトシンが並んでいるところでおきやすいようです。

DNAが変性することによってなぜがん遺伝子になるかというと、その変性したところが何かを指令するものだったらその部分は機能しなくなるからです。

投稿日時 - 2003-07-20 00:41:11

お礼

変異が起こりやすい場所まで教えていただき、ありがとうございました。

投稿日時 - 2003-07-20 17:42:26

ANo.1

遺伝子に突然変異が起これば、がんは起こると考えられます。たとえば、紫外線に当たりまくってると、DNAが変異を起こすことがあります。その変異がたまたま細胞の情報伝達系やその他もろもろの重要な遺伝子の一部であったならば、細胞が正常に機能しなくなり、がんとなるでしょう。がんの原因となる物質は紫外線のほかに、タバコのタールや、各種の化学物質があります。これらの多くがDNAと結合したりしてDNAに変異を起こさせるのです。

投稿日時 - 2003-07-19 23:57:59

お礼

すばやい回答ありがとうございました。
DNAに変異が起こることによってどうしてがん遺伝子となるのかまた調べてみたいと思います。

投稿日時 - 2003-07-20 00:15:29

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