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成人知能検査WAISIIIの結果について

ウェクスラー成人知能検査、WAISIIIの結果について詳しく教えてください。

先日、心療内科で検査した所、下記のような結果が出ましたので、
質問にご回答いただければ幸いです。
また私は結果「広汎性発達障害」と診断されました。
広汎性には、色々な障害がある(自閉症、アスペルガー、学習障害など)
詳しく主治医にきいたら、アスペルガーではない普通の広汎性発達障害と
言われましたが、意味が解らず困っています。
合併症のうつ病と心筋梗塞を患っているのと軽度知的障害です出来るだけ
解りやすく説明いただけると幸いです。


言語性IQ・92 動作性IQ・72 全検査IQ・81

言語理解・95 知覚統合・75 作動記憶・65 処理速度・69

単語・7 類似・10 知識・10 理解・15 算数・4 数唱・6 語音・4
配列・8 完成・7 積木・5 行列・6 符号・4 記号・5 組合・5

投稿日時 - 2011-05-19 20:48:44

QNo.6749283

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回答(2)

ANo.2

心理士です。

WAIS-IIIを受検されたとのこと、時間もかかり、負担も大きな検査ですから、お疲れになったのではないでしょうか。
このWAIS-IIIは、日本でもっともよく使われている成人用の知能診断検査です。

ただ、知能検査の結果に基づいて、発達障害の診断を下すことはできません。
あくまでも、診断をする際の参考資料と位置づけられますので、誤解をされませんように。

また、「広汎性発達障害(PDDと略されることもあります)」は、発達の広い領域において、発達のバランスがよくない状態であることを意味します。
ふつう、広汎性発達障害には、自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群などが含まれ、学習障害は、別のものとして考えられています。

さて、質問者様のWAIS-IIIの結果から分かる主なことについて、ご説明し、どのようなことを考えたら生活がスムーズに送れるかをそこから申し上げます。

なお、最近は、言語性IQと動作性IQとの区別には、理論的にも、実証的にも根拠があまりないと考えられるようになっていますので、ここでは割愛します。
その代わりに、言語理解、近く統合などの群指数が重視されるようになっています。

1.知能の水準
全検査IQでみます。
この数値は、ある年齢のグループの中で平均的な成績を取った場合に、100となるように作られた数値です。そして、IQ=90~109の範囲に、全体のうち50%の人たちが入るようになっています。
その意味では、IQは、90~109が平均的な範囲となります。
質問者様の、全検査IQ=81という結果は、「平均の下」である、IQ=80~89に含まれます。

ちなみに、知能検査では、得られたIQには、どうしても「測定誤差」が含まれてしまいます。本来はそれを考慮に入れて判断することが望ましいのですが、話が繁雑になりますので、ここでは割愛しますが、質問者様の知能水準は、質問文にありますように、「軽度知的障害」である可能性も完全には否定できませんが、むしろ、「平均の下」から「境界線クラス(IQ=70~79)」のあたりになると考えられます。

知的障害があると判断されるのは、IQが70未満(69以下)からです。

2.群指数
群指数は、このWAIS-IIIから使われるようになった指標です。全体的なものから少し細かく、4種類の知的能力で評価しようというものです。
それぞれ、次のような能力を調べています:
言語理解……ことばの理解力や表現力を中心にした言語能力を示します
知覚統合……視覚や、視覚と運動に基づいた、認知能力。ここでいう「認知」とは、ものとものとの関係を捉える、いくつかのものの関連性を理解し、1つにまとめる力を指します。知覚や認知によって得られた情報に基づいて考える能力も含みます
作動記憶……短期記憶(情報を短時間補属しておく能力や、注意の集中力を示すもの)から発展し、短期記憶においた情報を元に、それを活用して心理的操作(思考、判断、理解)をする能力
処理速度……処理のスピード。とくに、視覚や、視覚と運動に関係する作業を処理する速さ

群指数は統計的には、「標準得点」といいますが、IQと同じく、ある年齢グループの中で平均的な成績を得た場合に100となります。

これらの4つの群指数のうち、質問者様の場合、「言語理解」が、他の3つの群指数に比べもっとも高く、また、「平均」の範囲に入っていますので、他のいわゆる「健常者」の方と同じ力を持っていらっしゃいます。
それに比べますと、「知覚統合」は、「境界線クラス」の力であり、残りの「作動記憶」や「処理速度」は残念ながら、低いといわざるを得ません。

この結果から考えて、質問者様は、ご自身の中でも得意であり、平均的な力を持っている「言語能力」をうまく生かして生活を行い、仕事にも活かしていくことが大切となります。
それ以外の、「知覚統合」「作動記憶」「処理速度」は、何かの訓練をして、その苦手さを克服するというよりも、「弱点を補う」ことをお考えください。

知覚統合については、わかりやすい手本、モデルを示してもらう、見てわかりやすい単純な仕組み、環境を心がける、比較的得意な言語的な手がかりを与えてもらうことになります。
作動記憶については、頭の中だけで考えずに、メモをとる、書いて考えるようにする、ケータイのカメラ機能を利用する、などがよいでしょう。
処理速度については、できる限り時間に制限のない作業や活動を選ぶ、自分のペースにあった作業を計画するなどが必要かと思います。

3.下位検査
単語や類似以下の個別の検査を下位検査と呼びます。これらの下位検査では、平均的な成績を取ったときに、下位検査評価点(SS)=10となります。
一つひとつの下位検査で、結果を評価する方法もありますが、その前に、得意・不得意のパターンがないかを見た方がよいでしょう。

分析の仕方など、詳細は割愛しますが、その結果からは、質問者様には、次のような特徴がおありではないかと考えられます。
<得意な面>
・言語能力、抽象的な言語の概念、ことばによる思考や推理が得意
・いろいろな知識や、常識がある
・好奇心がある
・学習を積んで、知識やスキルを身につけることができる

<苦手な面>
・抽象的な図形や、記号の理解が苦手
・空間的な認知が苦手
・試行錯誤ができない
・比較的な単純で、抽象的な図形の認知や模写、理解が苦手
・手元をしっかりと見て行う動作や、細かい運動が苦手
・注意が集中しにくかったり、続きにくかったりする、または、注意がそれやすい
・比較的単純な短期記憶(数字をいくつか、短時間覚えておくようなこと)は苦手
・数や、お金の計算を扱うことが苦手

以上の特徴は、あくまでも検査の結果から考えたものですので、質問者様の普段の生活の中で思い当たることや、当てはまることがあれば、それは本当の特徴であるとお考えください。
逆の特徴があるということであれば、それは質問者様の特徴という可能性は、低くなります。
もし、ここにあげた特徴に関連するような特徴が思い当たらなければ、とりあえずそれらは、無視しておきましょう。

こうして、質問者様の普段の生活でもみられる特徴が残りますが、それらのうち、得意なものをうまく生かして、生活をスムーズに送れるよう考えることが大切です。
とくに、2.で述べましたような、言語能力に関連するものがよいと思いますので、なるべく、ことばでの説明、理解をうまく活かしていかれるとよいでしょう。

たとえば、どこか初めてのところにお出かけになる場合でも、地図をご覧になるだけではおわかりになりにくいかも知れません。
質問者様の場合には、「○○駅で下車して、東口からまっすぐに行き、3つめの信号交差点を右に曲がる……」というように、「道順」をしっかり頭にたたき込んでいく方が、わかりやすいということがあるかも知れません。
もしこれが、質問者様に当てはまるようでしたら、やはり、ことばを使う能力は得意であると考えられます。

また、このように、同じ一つのことをするのに(どこかに出かける)、道順を手がかりにする行き方と、地図を見ていく行き方と二通りのやり方があります。
他のことでも、同様に、一つのことに対して、二通り以上のやり方があることは多いものです。そのうち、自分がわかりやすい方法でそれをやればよいのですから、あえて苦手にチャレンジして苦労するよりも、まずは、ご自分の得意な方法でやれないかということを、いろいろなことでお考えください。

以上ずいぶん長くなってしまいましたが、WAIS-IIIの結果のご説明と、それから考えられることを書かせていただきました。
多少とも参考にしていただければ、幸いです。

平均並みの力があるところをうまく活かし(長所を活用し)、わかりやすい、得意な能力を使って、スムーズに日常生活をお送りになれるようお祈りしています。

投稿日時 - 2011-05-20 08:38:56

お礼

丁寧な回答有難うございました

投稿日時 - 2011-05-20 19:37:12

ANo.1

心理士です。

WAIS-IIIを受検されたとのこと、時間もかかり、負担も大きな検査ですから、お疲れになったのではないでしょうか。
このWAIS-IIIは、日本でもっともよく使われている成人用の知能診断検査です。

ただ、知能検査の結果に基づいて、発達障害の診断を下すことはできません。
あくまでも、診断をする際の参考資料と位置づけられますので、誤解をされませんように。

また、「広汎性発達障害(PDDと略されることもあります)」は、発達の広い領域において、発達のバランスがよくない状態であることを意味します。
ふつう、広汎性発達障害には、自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群などが含まれ、学習障害は、別のものとして考えられています。

さて、質問者様のWAIS-IIIの結果から分かる主なことについて、ご説明し、どのようなことを考えたら生活がスムーズに送れるかをそこから申し上げます。

なお、最近は、言語性IQと動作性IQとの区別には、理論的にも、実証的にも根拠があまりないと考えられるようになっていますので、ここでは割愛します。
その代わりに、言語理解、近く統合などの群指数が重視されるようになっています。

1.知能の水準
全検査IQでみます。
この数値は、ある年齢のグループの中で平均的な成績を取った場合に、100となるように作られた数値です。そして、IQ=90~109の範囲に、全体のうち50%の人たちが入るようになっています。
その意味では、IQは、90~109が平均的な範囲となります。
質問者様の、全検査IQ=81という結果は、「平均の下」である、IQ=80~89に含まれます。

ちなみに、知能検査では、得られたIQには、どうしても「測定誤差」が含まれてしまいます。本来はそれを考慮に入れて判断することが望ましいのですが、話が繁雑になりますので、ここでは割愛しますが、質問者様の知能水準は、質問文にありますように、「軽度知的障害」である可能性も完全には否定できませんが、むしろ、「平均の下」から「境界線クラス(IQ=70~79)」のあたりになると考えられます。

知的障害があると判断されるのは、IQが70未満(69以下)からです。

2.群指数
群指数は、このWAIS-IIIから使われるようになった指標です。全体的なものから少し細かく、4種類の知的能力で評価しようというものです。
それぞれ、次のような能力を調べています:
言語理解……ことばの理解力や表現力を中心にした言語能力を示します
知覚統合……視覚や、視覚と運動に基づいた、認知能力。ここでいう「認知」とは、ものとものとの関係を捉える、いくつかのものの関連性を理解し、1つにまとめる力を指します。知覚や認知によって得られた情報に基づいて考える能力も含みます
作動記憶……短期記憶(情報を短時間補属しておく能力や、注意の集中力を示すもの)から発展し、短期記憶においた情報を元に、それを活用して心理的操作(思考、判断、理解)をする能力
処理速度……処理のスピード。とくに、視覚や、視覚と運動に関係する作業を処理する速さ

群指数は統計的には、「標準得点」といいますが、IQと同じく、ある年齢グループの中で平均的な成績を得た場合に100となります。

これらの4つの群指数のうち、質問者様の場合、「言語理解」が、他の3つの群指数に比べもっとも高く、また、「平均」の範囲に入っていますので、他のいわゆる「健常者」の方と同じ力を持っていらっしゃいます。
それに比べますと、「知覚統合」は、「境界線クラス」の力であり、残りの「作動記憶」や「処理速度」は残念ながら、低いといわざるを得ません。

この結果から考えて、質問者様は、ご自身の中でも得意であり、平均的な力を持っている「言語能力」をうまく生かして生活を行い、仕事にも活かしていくことが大切となります。
それ以外の、「知覚統合」「作動記憶」「処理速度」は、何かの訓練をして、その苦手さを克服するというよりも、「弱点を補う」ことをお考えください。

知覚統合については、わかりやすい手本、モデルを示してもらう、見てわかりやすい単純な仕組み、環境を心がける、比較的得意な言語的な手がかりを与えてもらうことになります。
作動記憶については、頭の中だけで考えずに、メモをとる、書いて考えるようにする、ケータイのカメラ機能を利用する、などがよいでしょう。
処理速度については、できる限り時間に制限のない作業や活動を選ぶ、自分のペースにあった作業を計画するなどが必要かと思います。

3.下位検査
単語や類似以下の個別の検査を下位検査と呼びます。これらの下位検査では、平均的な成績を取ったときに、下位検査評価点(SS)=10となります。
一つひとつの下位検査で、結果を評価する方法もありますが、その前に、得意・不得意のパターンがないかを見た方がよいでしょう。

分析の仕方など、詳細は割愛しますが、その結果からは、質問者様には、次のような特徴がおありではないかと考えられます。
<得意な面>
・言語能力、抽象的な言語の概念、ことばによる思考や推理が得意
・いろいろな知識や、常識がある
・好奇心がある
・学習を積んで、知識やスキルを身につけることができる

<苦手な面>
・抽象的な図形や、記号の理解が苦手
・空間的な認知が苦手
・試行錯誤ができない
・比較的な単純で、抽象的な図形の認知や模写、理解が苦手
・手元をしっかりと見て行う動作や、細かい運動が苦手
・注意が集中しにくかったり、続きにくかったりする、または、注意がそれやすい
・比較的単純な短期記憶(数字をいくつか、短時間覚えておくようなこと)は苦手
・数や、お金の計算を扱うことが苦手

以上の特徴は、あくまでも検査の結果から考えたものですので、質問者様の普段の生活の中で思い当たることや、当てはまることがあれば、それは本当の特徴であるとお考えください。
逆の特徴があるということであれば、それは質問者様の特徴という可能性は、低くなります。
もし、ここにあげた特徴に関連するような特徴が思い当たらなければ、とりあえずそれらは、無視しておきましょう。

こうして、質問者様の普段の生活でもみられる特徴が残りますが、それらのうち、得意なものをうまく生かして、生活をスムーズに送れるよう考えることが大切です。
とくに、2.で述べましたような、言語能力に関連するものがよいと思いますので、なるべく、ことばでの説明、理解をうまく活かしていかれるとよいでしょう。

たとえば、どこか初めてのところにお出かけになる場合でも、地図をご覧になるだけではおわかりになりにくいかも知れません。
質問者様の場合には、「○○駅で下車して、東口からまっすぐに行き、3つめの信号交差点を右に曲がる……」というように、「道順」をしっかり頭にたたき込んでいく方が、わかりやすいということがあるかも知れません。
もしこれが、質問者様に当てはまるようでしたら、やはり、ことばを使う能力は得意であると考えられます。

また、このように、同じ一つのことをするのに(どこかに出かける)、道順を手がかりにする行き方と、地図を見ていく行き方と二通りのやり方があります。
他のことでも、同様に、一つのことに対して、二通り以上のやり方があることは多いものです。そのうち、自分がわかりやすい方法でそれをやればよいのですから、あえて苦手にチャレンジして苦労するよりも、まずは、ご自分の得意な方法でやれないかということを、いろいろなことでお考えください。

以上ずいぶん長くなってしまいましたが、WAIS-IIIの結果のご説明と、それから考えられることを書かせていただきました。
多少とも参考にしていただければ、幸いです。

平均並みの力があるところをうまく活かし(長所を活用し)、わかりやすい、得意な能力を使って、スムーズに日常生活をお送りになれるようお祈りしています。

投稿日時 - 2011-05-20 08:37:36

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