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解決済みの質問

会社法 111条と322条

111条1項・2項より
【あ】種類株式発行会社が、ある種類株式を取得条項付とする設定または変更をする定款変更
   →目的となる種類株式を有するすべての株主の同意が必要
【い】種類株式発行会社が、ある種類株式を譲渡制限付とする設定をする定款変更
   →(1)(2)(3)の種類株主による、それぞれの種類株主総会における特殊決議が必要
【う】種類株式発行会社が、ある種類株式を全部取得条項付とする設定をする定款変更
   →(1)(2)(3)の種類株主による、それぞれの種類株主総会における特別決議が必要

(1)目的となるA種類株主
(2)取得請求権付株式の対価がA種類株式とされているB種類株主
(3)取得条項付株式の対価がA種類株式とされているC種類株主

[質問1]
322条1項1号では、(111条1項または2項に規定するものを除く)とされています。
ということは、上記【あ】【い】【う】の場合には『ある種類の株式の種類株主に損害を及ぼすおそれがあるとき』に要求される種類株主総会の特別決議は必要ないということで良いのですか?

某テキストでは、上記【あ】【い】【う】の場合にも当該種類株主総会の特別決議が要求されています。
某テキストによると、
上記【あ】、ある種類株式の内容として取得条項付とすることを定めた場合、
まず、定款変更決議として<株主総会の特別決議>が要求され、
次に、その目的となる種類株式の<株主全員の同意>があることが要求され、
加えて、ある種類の株主に損害を及ぼす恐れがある場合には、その<種類株主総会の特別決議
>が必要となる。
上記【い】、ある種類株式の内容として譲渡制限規定を定めた場合、
まず、定款変更決議として<株主総会の特別決議>が要求され、
次に、その目的となる種類株式の<種類株主総会の特殊決議>が要求され、
加えて、ある種類の株主に損害を及ぼす恐れがある場合には、その<種類株主総会の特別決議
>が必要となる。
上記【う】、ある種類株式の内容として全部取得条項付とすることを定めた場合、
まず、定款変更決議として<株主総会の特別決議>が要求され、
次に、その目的となる種類株式の<種類株主総会の特別決議>が要求され、
加えて、ある種類の株主に損害を及ぼす恐れがある場合には、その<種類株主総会の特別決議
>が必要となる。
と記載されています。

322条1項1号の( )内の規定ははどのように解釈すれば良いのでしょうか?

[質問2]
[質問1]の某テキストが正しいものとして進めます。
322条の『ある種類の株式の種類株主に損害を及ぼすおそれがあるとき』の「ある種類」とは上記のA・B・C以外の種類株主、例えばEやFなどの他の種類株主がある場合のことで良いのですか?
そうすると、具体的にEやFはどのような種類株主で、どんな損害を被るおそれがあるのでしょうか?

テキストが絶対的なものとして学習を進めていますが、混乱しています。
ご回答・ご教授お願いいたします。

投稿日時 - 2011-11-09 01:35:16

QNo.7122176

すぐに回答ほしいです

質問者が選んだベストアンサー

#1で回答したものです。

私なりに頑張って噛み砕いて解説してみます。

会社の行為から、種類株主の権利を守るために、損害を及ぼす恐れがある行為をする場合には、その種類株主に何らかの形で「了承」が必要となり、「了承」がなければ、原則無効となります。

それが322条で「一般論」として、定められているわけですが、取得条項、譲渡制限、全部取得条項の3つに関しては、「特別」に111条第1項及び第2項で「了承」が求められています。つまり、特別な了承(111条)が求められている以上、一般論としての了承(322条)は二度手間になるために不要というのが、括弧書きの趣旨。

(表現が少し稚拙かも)

>
【あ】の場合はAであり、
【い】【う】の場合はA・B・Cとなります。
また、322条の『ある種類』の株式の種類株主は
【あ】の場合はA以外であり、
【い】【う】の場合はA・B・C以外となる、ということで問題ないですか?

そのとおりです。
>そうすると、具体的にEやFはどのような種類株主で、どんな損害を被るおそれがあるのでしょうか?

【う】の場合であれば、
1.取得の対価が明らかに割高である
2.Aが議決権制限種類株式であり、取得の対価として議決権の制限の無い種類株式Dを交付する場合であれば、Eの株主(議決権の制限のない株式とする)は株主総会における議決権割合が減る

等が考えられます。【い】については、私には思いつきませんでした。

なお、少し余計な事を書くようですが、「損害を及ぼす恐れがあるとき」とはある種類の株主の割合的権利が抽象的な権利としてみたときに変更前よりも不利益になる場合を言う、などと説明されるが、会社法が施行されてからまだ数年であり具体的な判例がまだないあるいは少なく、解釈が確立していないのではないかと思います。

そのため、もし司法書士等の試験対策として会社法に取り組んでいるのならば、「この中から、損害が被る恐れがあるものを選べ」という問題は条文の知識以上に突っ込んだ問題は当分出ない(少なくとも司法書士試験の平成20年度までは出ていない)から、気にする必要はないのではないかと思いますが(汗)

投稿日時 - 2011-11-09 22:11:31

補足

nanbakenta様、ご回答・ご解説ありがとうございます。質問者のsimis511です。
初学者の自分にも非常に分かりやすく解説していただき、理解できました。
おっしゃるとおり、私は司法書士試験に向けて学習をしている者です。
某予備校の講義をインターネットで受講して学習を進めています。現在、会社法が一通り終わり、商業登記法に入ったばかりのところです。
インターネットでの学習は自分の都合の良い時間に受講でき、何度も繰り返し視聴することも可能ですから、良い部分もたくさんあります。
しかしながら一点だけ(これが非常に大きい問題なのですが…)、問題があります。それは、質問に対するリアクションに時間がかかるということです。早くても回答までに1週間はかかりますし、その回答に疑問があり、もう一度質問するとまた1週間待たされるという具合です。
そのため、このサイトで質問をさせていただいております。今後もこちらで質問させていただくことがあると思います。その際、nanbakenta様がお気づきになられ、ご都合がよろしければ、ご回答・ご教授いただければ幸いです。
今回は本当にありがとうございました。

投稿日時 - 2011-11-10 02:42:38

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回答(2)

>上記【あ】、ある種類株式の内容として取得条項付とすることを定めた場合、まず、定款変更決議として<株主総会の特別決議>が要求され、次に、その目的となる種類株式の<株主全員の同意>があることが要求され、加えて、ある種類の株主に損害を及ぼす恐れがある場合には、その<種類株主総会の特別決議が必要となる。

この記述は正しく、質問2でお書きになったとおりです。

例えば、AとBの2種類の株式を発行している株式会社で考えてみます。
A種類株式を取得条項付とすることと定める場合に、322条第1項1号の括弧書きは、A種類株主総会の特別決議が不要(なぜなら、111条第1項によるA種類株主全員の同意があるため)と言っているだけです。

B種類株式の株主に損害を及ぼす恐れがある場合には、322条第1項1号によるB種類株主総会の特別決議が必要となります。

そして、「ある種類の株主に損害を及ぼす恐れがある場合」には、例えば、B種類株式が取得条項付株式であって、取得の対価がA種類株式であった場合などが該当します。

投稿日時 - 2011-11-09 03:39:52

補足

nanbakenta様、ご回答ありがとうございます。質問者simis511です。
ご回答の説明の通り、テキストの記述は【あ】の場合には間違いはなく、正しいことは理解できました。
しかしながら、【い】と【う】(111条2項)については、ちょっと分からないのですが…
【い】と【う】の場合には以下(1)(2)(3)のA・B・Cの種類株主総会で決議が必要となります。
 (【い】の場合には<特殊決議>、【う】の場合には<特別決議>)
322条では「『ある種類』の株式の種類株主に損害を及ぼすおそれがあるときは、その種類株主総会の<特別決議>が必要となる」と規定されています。
【あ】の場合にはA種類株主は111条で<全員の同意>が要求されているため、322条の括弧内より、A種類株主については322条に規定される<特別決議>は不要となります。そうすると、322条の『ある種類』というのはA以外のBやC種類株主のことになります。これはnanbakenta様のご回答の通り、理解できました。
ここで【い】と【う】の場合です。
【い】の場合には111条でA・B・Cの種類株主総会で<特殊決議>が要求されているため、322条の括弧内より、A・B・Cの種類株主総会での<特別決議>は不要となります。そうすると、322条の『ある種類』というのはA・B・C以外のDやF種類株主を指していると理解すれば良いのですか?
つまり、322条の括弧内で除かれる種類株主は
【あ】の場合はAであり、
【い】【う】の場合はA・B・Cとなります。
また、322条の『ある種類』の株式の種類株主は
【あ】の場合はA以外であり、
【い】【う】の場合はA・B・C以外となる、ということで問題ないですか?

(1)目的となるA種類株主
(2)取得請求権付株式の対価がA種類株式とされているB種類株主
(3)取得条項付株式の対価がA種類株式とされているC種類株主


このような基本的なことを質問して申し訳ございません。よろしければご回答くださいませ。

投稿日時 - 2011-11-09 19:24:21

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