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解決済みの質問

【工業簿記】ボックス図の考え方

最近、独学で簿記を学び始めた者です。

工業簿記では、流れが大切のようで、テキストにも
勘定連絡図なる解説が多く記載されていますが、
ここで用いられている「ボックス図」というものが
理解できません。

総勘定元帳の科目(?)について、貸借が分かれており
貸方には前月繰越分と当月入手分が、
借方には当月消化分と当月繰越分が
材料費・労務費・経費について分類されているようですが
なぜ、このように考えるべきなのかが解りません。

お恥ずかしい質問ですが、ご教示頂けると幸いです。

よろしくお願いいたします。

投稿日時 - 2011-11-23 17:45:45

QNo.7150330

困ってます

質問者が選んだベストアンサー

今月仕入れて支払った金額のうち、今月売れた分についてのみを今月の費用として認識し、前月の繰り越しで今月売れた分も今月の費用として認識して今月の利益を計算します。
支払った金額のうち、売上(収益)に対応する分のみを費用として認識する。これを「費用収益対応の原則」と言います。

正しい利益額を計算するためには、売った金額(収益)に対応する分の金額のみを費用として認識して、売上から費用を引いて利益とするわけです。3級をお持ちでしたら、これは当たり前のこととしてご理解していらっしゃいますね。そして商業簿記ではこの売上原価を計算するときにボックス図を使いました。この考え方に「費用収益対応の原則」という名前がついているのです。

さて、工作機械を5000万円で買いました。この工作機械は5年間使います。では5000万円はいつの時期の費用にしましょう?費用収益対応の原則によれば、5000万円はこれによって売り上げを上げた時期の費用とすべきですから、5年間使うのなら、5年間にわたって少しずつ費用として計上するべきです。これが減価償却費ですね。つまり、減価償却費というのは、費用収益対応の原則によって生じる概念なのです。

では、製造業の製造原価をどう考えるか?
製品を作るためには3つのM、Man、Machine、Material(ヒト、設備、原材料)を投入して製品を作ります。これを生産管理の分野では生産の3要素と呼んでいます。これに対応する費用が簿記の分野では労務費、経費、材料費になります。生産の現場で原価管理を行うためには、生産管理の考え方にぴったり対応した原価管理が使いやすいので、製造原価をこの3つに分けて考えます。


次からややこしい話になってきます。
材料のうち、今月購入した分と先月の残りが今月手元にある材料で、そこから今月残った分を引いたものが、今月の使用量です。今月の使用量のうち今月売った分と、先月使って今月売った分が今月の製造原価になります。ですから、先月買って先月使って今月売った分は今月の原価ですが、先月買って今月使って今月売った分も今月の原価で、でも先月買って今月使って来月売る分は今月ではなく来月の原価になりますし・・・・???
というとてもややこしい話になってきます。

混乱しないようにするためには、一つずつじっくりと考えてみなければなりません。

勘定連絡図を使って説明します。どの図でもよいのですが、↓の図を使うことにします。
http://homepage3.nifty.com/pinevill/botibotiboki2/files/renrakuzu.pdf#search='勘定連絡図'

右端の配賦差異を加えたボックスは無視しましょう。配賦差異はないものとします。すると右から2番目のボックスの貸方の「当月引渡し」が当月の売上原価になります。
このボックスは商業簿記のボックスと全く同じになります。

次に、当月完成品はいくらになるかを考えます。これが右から3番目の仕掛品と書かれたボックスになります。借方の、直接材料費・直接労務費・直接経費・製造間接費の合計が当月投入量です。そう考えると、これも単純なボックスになります。そして、当月投入量を詳しく調べるために4つの費目に分けて考えるわけです。

上記を理解したうえで、実際に製造原価を計算する場合は、左側から計算してゆくことになります。
直接材料費は、前月の残りと今月購入分がボックスの借方、当月使用量と来月への繰り越しが貸方になります。このボックスを使って、月末時点での材料の残りから当月の使用量を計算し、当月の直接材料費(投入量)とします。
材料の購入価格は毎月少しずつ変わるかもしれません。製品1個当たりの使用量も、気温や湿度などの条件が変わると少しずつ変わるかもしれません。ボックスを使うと、当月使用量と価格を計算することができるわけです。

とりあえずここまでで、わかりにくいところなどがありましたらご質問ください。
でも自分で読み直してみてもかなりわかりずらい文章ですね。

投稿日時 - 2011-11-26 14:06:33

お礼

たいへん丁寧に解説いただき、感激しております。

費用収益対応の原則から、生産の3要素をご説明
いただき、そこから製造原価の流れについて、
素晴らしく解りやすい文章です!

おかげさまで、理解することができました。

短文での御礼となり、大変恐縮しております。
本当にありがとうございました。

投稿日時 - 2011-11-26 19:35:35

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回答(2)

ANo.1

製造原価についてですね。
質問者さんのレベルがわからないので、逆に質問します。

ご質問は、「ボックス図」というモノはわかっているけれども、製造原価になぜボックス図を使うのか、がわからないのでしょうか?

それとも「ボックス図」そのものが、なんなのかわからないのでしょうか?

製造原価を、材料費・労務費・経費の3つに分ける、ということの意味が分からないのでしょうか?

企業会計原則の「費用収益対応の原則」の意味は理解していらっしゃるでしょうか?
「減価償却費」の意味は理解していらっしゃるでしょうか?
「変動費」と「固定費」は理解していらっしゃるでしょうか?

投稿日時 - 2011-11-25 14:59:33

お礼

自分のレベルは…日商の3級は取得済みです。

>「ボックス図」というモノはわかっているけれども、
>製造原価になぜボックス図を使うのか、がわからないのでしょうか?
はい、その通りです。お恥ずかしいですが…。
雰囲気としては、3級の売上原価と似ていると思っています。

>製造原価を、材料費・労務費・経費の3つに分ける、ということの
>意味が分からないのでしょうか?
大まかですが、理解しております。

>企業会計原則の「費用収益対応の原則」の意味は理解して
>いらっしゃるでしょうか?
恥ずかしながら解りません…。

>「減価償却費」、「変動費」と「固定費」の意味は理解して
>いらっしゃるでしょうか?
理解しております。

投稿日時 - 2011-11-25 23:02:23

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