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解決済みの質問

人類はすでに分化してる?

現在の人類ホモサピエンスはおよそ10万年前にアフリカで出現したそうです。
その後長い年月を掛けてアフリカから世界中に進出していき、4~6万年前までにヨーロッパへ、3~4万年前に日本列島へ到達したそうです。
その間に各地の気候や食料事情などに応じて進化し、人種が分かれました。
黒人、白人、黄色人種などですね。

日本人に慎重な人が多いのは(遺伝子レベルでも慎重なことが裏付けられています)アフリカから長い距離を渡ってくる過程で慎重な人たちが生き残った淘汰の結果という説は興味深いですね。

ところで、現在の人種の状況って、後世ではホモサピエンスとネアンデルタール人のように「異なる種」に分類されないのでしょうか。
黒人と黄色人種では外見もそうですが筋肉の付き方や運動能力など同じ種とは思えません。
生物学の世界では既に分類されているのでしょうか。あまり聞きませんが。

なにか人種差別にも繋がりそうな危険な議論として、避けられている気がしたので質問してみました。
よろしくお願いします。

投稿日時 - 2012-03-10 12:28:34

QNo.7353657

暇なときに回答ください

質問者が選んだベストアンサー

 分類学上では人類は全てホモ・サピエンス・サピエンスであり、亜種のレベルで同一とされています。

 ですが人種によって遺伝子の偏りは確かにありますから、「分化している」と言えるとは思います。

 種の定義とはかなり曖昧で普遍的かつ客観的な基準は存在しません。通常は「生殖的に隔離されていて何らかの形質的な差違」が認められれば別種として分類されます。
 ここで注意しなければならないのは、「生殖的隔離」とは何も「交配することが不可能」とか「交配しても子孫を残せない」あるいは「交配して生まれた雑種には生殖能力がない」ことを意味するのではない、ということです。
 自然の状態で通常互いに交配することがなければ、それは「生殖的隔離が成立している」と見なされます。それには海や川で隔てられていれば十分であることも多々あります。ニホンザルとタイワンザルが良い例ですね。彼らは動物園などで一緒に飼育すれば容易に交配して子を作り、その子も生殖的にまったく正常です。つまり容易に雑種化するのですが、自然の状態では日本と台湾という海を隔てた土地に互いに「隔離」されていて、尾の長さなどの形態に差が認められるので別種に分類されています。

 2つの集団間に遺伝的な差違があれば別種として認定される条件は満たしているので、その遺伝的差違がボトルネック効果(つまり遺伝的浮動)によるものであったとしても、別種に認定するのに支障はありません。
 というより、種分化していく過程ではどの場合でもボトルネック効果は起きているのでしょう。
 つまり、自然淘汰であれ遺伝的浮動であれ、2つの集団の間に遺伝的差違がある、ということは、その集団が互いに「隔離」されているからです。隔離がなければその「差違」は混ざり合って均一になるわけですから。

 ですから、「生殖的隔離が成立している集団間に差違がある」というのが別種に分類できる条件であるわけです。その差違のメカニズムは別種に分類できるか否かの基準には通常なりません。

 という「純粋に生物学的」に見ると、アフリカ人とモンゴロイドでは数万年の間、「生殖的隔離」が成立していますし、形態的な差違も明らかですから、「別種」として分類されても不思議ではありません。
 遺伝的には全人類がほとんど同じ、というのも確かですが、チンパンジーとヒトの差ですら塩基配列レベルでは1%程度に過ぎませんから、「同種である」という根拠としては弱いです。変異する部位によってはたった1塩基の違いでも別種に分類すべき場合はありますから。

 これを同種に分類するのは、人種差別等を考慮した「人道的な理由」からであることは明らかだと思います。異星人が分類すれば、現在の人類はいくつかの亜種または種に分類するかもしれません。

 ただ、この数百年の間に、これまで成立していた「生殖的隔離」は交通の発達によって急速に解除されつつあります。
 なので分化していた、としても今後は急速に同一化が進むでしょうし、「結局は分化しきれなかった」と理解することもできると思います。

 なので、つまりは「やっぱり人類は同一種」という分類が、生物学的にも妥当なのかな、と思います。


 なお、犬の話ですが、犬は家畜でありヒトが人為淘汰によって育種したものですから、「犬が全て同一種」というのは生物学的な論拠にはなりません。
 犬のようなヒトが育種したものは、どんなに異なっても「種」の再分類はせず、これらは「品種」として扱うことになっているからです。

 チワワとセントバーナードは既に生殖的隔離は成立しています。これらを一緒に飼育しても、もはや子を作ることはできません。なぜなら体格が違いすぎて「交配が不可能」だからです。そして形態的にも著しい差違が認められます。
 チワワとセントバーナードが野生種で存在したとして、これらを同一種に分類する学者はいないでしょう。全ての学者が別種に分類すると思いますよ。
 これは「ヒトが作出した」動物なので、「種」の下に「品種」を置いて分類しているだけです。

投稿日時 - 2012-03-10 16:38:37

お礼

ありがとうございました。
とても理論的かつわかりやすくお応えいただき、勉強になります。

投稿日時 - 2012-03-10 22:26:13

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回答(5)

ANo.4

今のところ人類は生物学的には分類はされていません。
その理由としてはどのような人種の組みであれ、問題なく子孫を残せる、遺伝子的にほぼ同じ、物理的に交流が可能である、などですね。
質問者様は主観的に黒人と黄色人種は外見も筋肉の付き方も同じ種とは思えない、と仰いますが、ブタとイノシシ、犬と狼は生物学的には同種として定義され、同じ犬や馬でも、チワワとセントバーナードやポニーとサラブレッドなんて肉体的には黄色人種と黒人どころの差ではありませんが同種として扱われていることを考えると、納得はいきませんか?
解剖学的にも遺伝子的にも現行の人類同士では黒人も白人も黄色人種も別種として分けられるほどには差はありません。

ただ、古い時代からの慣習的に交雑可能なほぼ同種であっても別種として扱われている生き物もいたりしますけども。


社会学的には国家や民族、人種によって分けられているかもしれませんが、そちらは専門外ですので分かりかねます。

投稿日時 - 2012-03-10 15:44:16

ANo.3

遺伝子と性格は完全に1対1対応するわけでもないですから、単純に「S遺伝子が多い」=「慎重な性格」ってのは決めづらいんですけどね。単に遺伝子分布なんかはボトルネック効果の影響も考えられますから(ネイティブアメリカンにO型が多い原因とかそんな感じです)、この性格に対して淘汰圧がかかった、と単純化することもできないと思うんですよ。

さて、本題。
イヌって、いろんな種類がありますよね。チワワみたいな小型犬からゴールデンレトリバーみたいな大型犬までいろいろいます。見た目も全然違いますよね。でもあれ、すべてイエイヌという一つの種なんです。ヒトの場合もそれと同じですよ。見た目が違っても分類学上はヒト科ヒトです。
どこまでいけば別の種か、の定義は難しいところなんですけどね。前に見かけたこの議論とかおもしろかったですよ。
http://okwave.jp/qa/q6230311.html

投稿日時 - 2012-03-10 13:30:50

ANo.2

僕は専門家ではないので的外れな回答になることをお許しください。

「エントロピーの法則」ってご存知ですか?

分かりやすく言えば「秩序あるものはすべて無秩序な方向に向かう」
という科学用語です。

現在では、インフラが充実していて世界どこへでも行くことができますよね。
国際結婚をされて、混血児も相当数おられます。

つまり、将来(1000年くらい先)は平均化されて、人種の区別ができなく
なるのでないかと想像します。

いかがでしょう?

投稿日時 - 2012-03-10 12:56:34

ANo.1

コーカソイド(白色人種、白人)モンゴロイド(黄色人種、モンゴル人種)ネグロイド(黒色人種、黒人)

投稿日時 - 2012-03-10 12:48:50

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