衝突安全性
クーペ、セダン、ワンボックスなど車には様々な形状があります。
一概に、車体のサイズ等や車体の剛性等(車種によってまちまち)で比較はできないですが、セダンタイプが他の形状で衝突安全性にすぐれているときいたことがあります。
何故そのようにいわれているのでしょうか?
投稿日時 - 2018-07-05 23:34:32
50年以上前の前世紀の遺物"的発想では「頑丈に造れば安全」だったんだけど・・・
「エネルギー保存の法則」は、クルマ(交通事故)も一緒で、頑丈だけが取り柄のクルマに強い衝撃が加わると、衝突エネルギーは、一番弱いところに集まる=クルマは原型を留める一方で、乗員の身体は強いストレスで破壊されることになる。
で、イマドキのクルマは、強固に造られたキャビンをセーフティ・セル(乗員スペース=セーフティ・セル)にして、キャビンの前後に衝突時に潰れてエネルギーを吸収するクラッシャブル・エリアを配置する構造になっている(本当はもっと複雑だけど、簡略化すると大体、このようなもの)。
セダンや3ボックス・クーペの場合、独立したエンジンルームとトランクをクラッシャブル・エリアとしての機能を持たせた構造にするコトは”比較的”容易。
一方で、ハッチバック・ボディやワンボックス、ミニバンの場合、独立したクラッシャブル・エリアを持たないため、二律背反的な「潰れながら、生存空間を保つ」という、非常に難しい設計をとらなければいけない。
イマドキは、豊富なデータを元に、スパコンレベルのコンピュータを使って、高度な安全性能を持たせた自動車を設計することも出来るけど、コストの問題もあり、全ての生産車に反映させることも出来ない。
ということで、基本構造として有利な3ボックスセダン(クーペ)が、衝突安全性に有利と云われることになる。
投稿日時 - 2018-07-06 06:48:51
回答ありがとうございます
投稿日時 - 2018-07-09 22:32:33
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回答(5)
簡単に言えば、人が乗っている前後に、潰れても良いエリアがあれば、そのエリアが潰れることで、人が乗っているエリアを守れる。というだけの話です。
セダンは、まえにエンジンルーム、うしろにトランクルームがありますので、その両方が潰れることで、衝撃を吸収するエリアになります。
ワンボックスやキャブオーバーは、前の潰れるエリアが短いですので、その衝撃が大きく、乗員の居る場所に影響が出やすいというだけの話です。
なので、乗員保護のために、ワンボックスも、昔より、前の部分を伸ばして、乗員保護のエリアを作って居るわけです。
かといってセダンほど、伸ばしたら、車長を伸ばさなければならず、ワンボックスの空間を大きく使えるというのがなくなってしまいますので、あまり伸ばせないわけです。
投稿日時 - 2018-07-06 20:22:37
回答ありがとうございます
投稿日時 - 2018-07-09 22:32:47
それぞれの形状の車の目的として優先度が高いものは以下のように思います。
1.セダン
車のベースとなる形状で、快適性や安全性を重視したもの。
2.クーペ
走行性能を重視したもの。
3.ワンボックス
定員数や車内の広さを重視したもの。
スポーツ走行するようなセダンもあるし、見た目だけのようなクーペもあると思いますが、ざっくりとした感じで。
車はベースのものから、なにかを犠牲にすることと引き換えに他のなにかを得るものだと思います。
投稿日時 - 2018-07-06 05:22:50
回答ありがとうございます
投稿日時 - 2018-07-09 22:32:15