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解決済みの質問

”名こそ惜しけれ”の”けれ”って何ですか?

”名こそ惜しけれ”という言葉の”けれ”ってどういう意味ですか?
あと誰が言った言葉ですか?

投稿日時 - 2019-04-25 10:56:05

QNo.9610346

困ってます

質問者が選んだベストアンサー

「名こそ惜しけれ」の「けれ」は「けり」という助動詞が「こそ」という助詞があるために変化した形(已然形)です。この「こそ+已然形」は「係り結びの法則」の一つです。「好きこそものの上手なれ」ということわざの「なれ」もこの係り結びで「なり」が変化したものです。

この「名こそ惜しけれ」でよく知られているのは、これまでの回答に紹介されている百人一首にも採られている有名な二首でしょうけれど、それ以前のたとえば源氏物語のころにも使われている慣用的な表現です。基本的な意味は「悪い評判が立つのは惜しまれる」意訳すれば「名誉を守りたい」ということですが、この使われ方の幅広さには興味深いものがあります。

うち渡し 世に許しなき関川を みなれそめけむ 名こそ惜しけれ (源氏物語 宿木)

これは女性が詠んだ歌で、「(逢い続けているという)評判が立つのが辛い」という意味です。「名こそ惜しけれ」は、百人一首の二首もそうですが、この源氏物語の中の和歌のように当初は女性が恋愛に関連して「噂になると困る」という気持ちで使っているのが通例です。

この源流には万葉集の「(わが)名は惜しけくもなし」(私の名(評判)は惜しいことはない)という表現があると見られます。

剣太刀 名の惜しけくも われは無し 君に逢はずて 年の経ぬれば  (万葉集 巻四-616 山口女王)
ちはやぶる 神の斎垣も 越えぬべし 今はわが名は 惜しけくも無し(万葉集 巻十一-2663)

二十一代集のデータベースで「名こそおしけれ」で検索すると、百人一首にある二首を含めて後拾遺和歌集から新千載和歌集までの和歌の用例が15件ヒットしました。一方、次の「平家物語」の壇ノ浦合戦での用例はもっと勇ましいもので、「(武人の)名誉を汚すのは惜しい」という意味で使われています。

天竺震旦にも、日本我が朝にも、並びなき名将勇士といえども、運命尽きぬれば力及ばず。されども名こそ惜しけれ。東国の者どもに弱気見すな。いつの為にか命をば惜しむべき。(平家物語 巻十一)

同じ「名こそ惜しけれ」でも主体が恋の歌の女性から軍記物語に登場する武人の男性に変わっています。もちろん平家物語の時代は二十一代集の時代の一部に含まれますので、意味が全く変わってしまったということではないのですが、同じ表現でも受ける印象が大きく異なるところは興味深いものがあります。

武家の棟梁であった源実朝は次の歌を残しています。
わすらるゝ 身はうらぶれぬ から衣 さても立ちにし 名こそおしけれ

投稿日時 - 2019-04-25 21:36:50

お礼

名誉を守りたいという意味なんですね。
ありがとうございました。

投稿日時 - 2019-04-25 23:58:18

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回答(8)

ANo.8

 #3です。もう優れた回答があるのでこれは寝言です。

>>"名こそ惜し"だけだと意味が分からないのですが

 一、意味が変わっている、初めは女性の噂が立つのが残念とか実体がないのに噂  だけ立てられるのはもったいない、あとでは侍の名誉を汚すのが惜しい
 二、形は変わらない、千年以上も、形は続いているので、歌人の間では一種の流  行語と言うか決まり文句だったと思われる

 と言うことなので文脈が分からなければ、例えば言った人の性別や時代が分からなければ、"名こそ惜し"だけだと意味が分からないと思います。

投稿日時 - 2019-04-26 01:58:29

ANo.6

"こそ・・・・けれ"で係り結びという表現方法です。
"こそ"は強調の助詞です。
"○○こそ"で始まった文章の最後は、終止形にはならず已然形で終わり、強調して終わります。
"けれ"は"けり"という"だなぁ"、"だよ"の已然形です。

投稿日時 - 2019-04-25 21:18:07

お礼

ありがとうございます。
”名こそ惜しいんだなぁ”という意味ですか

投稿日時 - 2019-04-25 23:59:12

ANo.5

>”名こそ惜しけれ”という言葉の”けれ”ってどういう意味ですか?
⇒「こそ」の係り結びで、「けれども」の意味を表します。
「名こそ惜しけれ」=「名前を汚してしまうのは残念ですけれども」。

>あと誰が言った言葉ですか?
⇒二人います。「相模」(さがみ)と「周防内侍」(すほうのないし)です。
以下に、この二人が言った言葉(短歌)とその意味を書いておきます。

相模の歌:
「恨みわびほさぬ袖だにあるものを恋に朽ちなむ名こそ惜しけれ」
歌の意味:「つれない人に恨みごとを言いあぐんで、いつも袖が涙にぬれておりますのも口惜しいのに、恋ゆえに浮名が立って、しかもその恋が受け入れられないということで、あたら私の名を汚してしまうのは本当に残念なことです。」
☆この場合の「けれ」を文字通りに解釈すれば、「残念ですけれども、私の名は汚れてしまいます」ということです。
なお、「相模」は源頼光の娘とも言われ、後に相模守大江公資の妻になった人です。

周防内侍の歌:
「春の夜の夢ばかりなる手枕にかひなく立たむ名こそ惜しけれ」
歌の意味:「短い春の夜の、それも夢ほどのはかない間のたわむれにお借りした手枕ゆえに、本当は何でもない私たちの仲についてのあらぬ浮名が立つのは残念でありますよ。」
☆この場合の「けれ」を文字通りに解釈すれば、「残念ですけれども、あらぬ浮名が立ってしまいます」となります。
なお、「周防内侍」は、周防守平継仲の女(側室)です。

投稿日時 - 2019-04-25 13:21:36

お礼

ありがとうございます。
”名こそ惜しいけれども”という意味ですね

投稿日時 - 2019-04-25 14:51:44

ANo.4

 #3です。訂正です。

 春の「夜」が正しい字です。お詫びして訂正します。なおこの歌は平安時代末の『千載和歌集』にある(下記)そうです。
 https://ncode.syosetu.com/n7555ed/4/

投稿日時 - 2019-04-25 13:04:06

ANo.3

1。”名こそ惜しけれ”という言葉の”けれ”ってどういう意味ですか?

 形は、已然形です。
 意味は、別にありません。
 決まり、古文の「係り結び」(下記)の法則で、前に「こそ」が来ると、あとに「れ」が来ます。
 http://manapedia.jp/text/345

2。あと誰が言った言葉ですか?

 鎌倉時代中期の作『女房三十六歌仙』の周防内侍の歌「春の世の夢ばかりなる手枕に甲斐なくたたむ名こそ惜けれ」が有名ですが、その前にもあると思われます。
 http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/36wk.html
 https://www.ogurasansou.co.jp/site/hyakunin/067.html

投稿日時 - 2019-04-25 12:46:49

お礼

ありがとうございます。
"名こそ惜し"だけだと意味が分からないのですが

投稿日時 - 2019-04-25 14:47:15

ANo.2

そうあるべきだ
なんかの意味、と思います。
理想論・・・てきな?


司馬遼太郎さんは 坂東武者の言葉だょ って
言ってるんですけど
それが誰かは、わからない。

投稿日時 - 2019-04-25 11:53:28

ANo.1

過去の助動詞「けり」の已然形です。
係助詞「こそ」を受けての係り結びです。
鎌倉武士の倫理規範だと思いますが、誰が言い始めたのかまでは、分かりません。

投稿日時 - 2019-04-25 11:40:51

お礼

ありがとうございます。
意味はなんでしょう?

投稿日時 - 2019-04-25 14:45:20

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