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オメプラテオフィリン↓ シプロキサテオフィリン↑

オメプラゾール→テオフィリン血中濃度減少
シプロフロキサシン→テオフィリン血中濃度増加

オメプラゾールを連日服用している患者がテオフィリンを服用するとテオフィリンの血中濃度が減少しやすく、

シプロフロキサシンを連日服用している患者がテオフィリンを服用するとテオフィリンの血中濃度が増大しやすい。

これら2つの理由をそれぞれ説明してください。

投稿日時 - 2019-05-23 21:28:52

QNo.9619398

困ってます

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回答(1)

ANo.1

こんにちは。薬物併用時の相互作用(血中濃度上昇・下降)の原理についてですね。

テオフィリンは相互作用を起こす組み合わせが非常に多い成分として知られていますが、これは主な代謝が肝代謝酵素チトクロームP450(以下CYP450)に依存しているためです。
このCYP450のうち、テオフィリンの代謝にはCYP1A2が主たる分子種、CYP3A4やCYP2E1がマイナーな分子主として関与します。


・オメプラゾールとの併用
オメプラゾールはCYP2C19及びCYP3A4により代謝されますが、これらPPIはCYP1A2を誘導することが知られています。
添付文書上でテオフィリンとの併用注意が記載されているのはランソプラゾールだけですが、第54回日本透析医学会シンポジウムで発表された「臨床上問題となる薬剤相互作用とその留意点」という資料に記載されています。

5.臨床上問題となる薬剤相互作用とその留意点
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsdt/43/1/43_1_49/_pdf

オメプラゾール服用によりCYP1A2が誘導され、その後に体内に入ってきたテオフィリンが通常より多く存在しているCYP1A2によって代謝され活性を失う → 血中濃度が減少する、という流れです。


・シプロフロキサシンとの併用
シプロフロキサシンはCYP1A2を阻害する作用を有しています。
これによりテオフィリンを代謝するメインの酵素が機能しなくなり、体に入ってきたテオフィリンが代謝されずに残る → 次に服用して血中濃度上昇、ということになります。


テオフィリンは喫煙の有無によっても血中濃度が影響を受けるので、服用する人の生活や服用歴など非常に気を遣う薬ですね。


ご参考になりましたら幸いです。

投稿日時 - 2019-05-28 14:06:30

お礼

薬剤師の専門家の方が答えてくださり、感激しております。
オメプラゾールとシプロフロキサシンのCYP1A2との関係、そして血中濃度に及ぼす過程がよくわかりました。
ありがとうございました。

投稿日時 - 2019-05-28 19:16:15

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