こんにちはゲストさん。会員登録(無料)して質問・回答してみよう!

解決済みの質問

工学部の大学教員の研究について

工学部の大学教員には,社会のニーズに直結した応用的な研究のみをされている方がいますが,なぜ企業の研究者にならなかったのですか?企業でもできる研究を,なぜわざわざ大学の研究者としてやっているのですか?
よろしくお願いいたします.

投稿日時 - 2020-02-14 13:17:54

QNo.9712765

困ってます

質問者が選んだベストアンサー

難しいところですね。
大学は少し前までは教員も国家公務員でした。
そのため収入も安定しており,義務も少なく自分の研究ができる環境でした。
今は法人化され結局は国から給料がでていますが,任期付きなど不安定な教員がすくなくありません。そのため役に立つ研究じゃ無いと先は無い。という風潮になっており,それが今後日本ではノーベル賞はでない。という根拠にもなっています。一方会社は1-2年で結果のでる研究しか許さないか,できあがれば莫大な利益が確約されている物しか研究しないのが一般的です。
バブル期には一企業が研究所を持っていることなどよくありましたが,今は大学に寄付講座をつくることすら渋るくらい,基礎研究という出口が現時点で見えない研究には大学も企業もほとんど援助をしないという状況です。
そのなかでも恐らくあなたがみているその研究者達は安定した給与がもらえる立場で,なんとか科学研究費を国の予算から確保する人達だと思います。
その僅かな可能性のためには,文科省のお役人にこれは役に立ちますよ。
という研究をしないと国民の理解が得られないと言われてしまいます。実際には国民の理解は,基礎研究でも得られるのに役人の理解が得られないのです。

この背景なので,役に立つ研究しかやらない短絡的な研究にまわりからも見えてしまいます。また国から研究費がもらえなければ企業との共同研究になりますから,どうしても企業が欲しい結果を出すという実験になってしまいます。

みんな自由に研究がしたいけど,すくなくとも表向きは私の研究はこんなことに役に立ちますよ。と常に言わないといけない状況に追い詰められている。
というのが研究者の立場からの意見です。

投稿日時 - 2020-02-15 16:22:07

お礼

丁寧にかつ詳細にご意見いただきまして大変ありがとうございます.

>そのため役に立つ研究じゃ無いと先は無い。という風潮になっており,
>それが今後日本ではノーベル賞はでない。

本当にこれは大問題ですよね.国自体はこのことについてはどのように考えているのか気になるところではございます.現状を把握しているつもりですが,回答を拝見すると改めて色々考えさせられました.有意義なご回答を大変ありがとうございました.

投稿日時 - 2020-02-15 16:51:16

このQ&Aは役に立ちましたか?

0人が「このQ&Aが役に立った」と投票しています

回答(2)

ANo.1

大学の教員としてその分野の深堀した研究を行っているところに、企業がその研究に対して社会ニーズのテーマをお願いしている構図だと思います。
企業から研究費が出ていると思いますよ。(依頼研)
逆にいえば、学生時代に〇〇の研究をやったからといって、企業に入ってそのまま同じ研究はさせてもらえるかと言えば、そうとも限らないですし。
企業は利益優先ですから、いかに早く実用化できるものを研究するかといった本当は自分が研究したいことが出来ないとなると思いますよ。

投稿日時 - 2020-02-14 13:36:09

あなたにオススメの質問