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シリア内戦の原因は

 ここのところ何年もシリアで内戦が続いてますが、そもそもの原因と長引いている理由はなんでしょうか。アサド政権に対する反政府軍がなかなか諦めず難民問題も起きてますが、そこまでして反政府を掲げるスローガンというか大義名分はなんでしょうか。
 民族的な問題や宗教の問題もからんでいるのか、単にアサド大統領の政治手腕への反発なのか、政府に反旗をひるがえしている原因を知りたいです。
 よろしくお願いします。
 

投稿日時 - 2020-08-01 22:31:31

QNo.9780190

困ってます

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回答(3)

ANo.3

第一次世界大戦の直接の原因は、サラエボでオーストリア・ハンガリー帝国の皇太子がテロリストに暗殺されたからです。
けれど、「なんでオーストリア・ハンガリーの皇太子がテロリストに殺されるとイギリスとドイツが戦争になるの?」と聞かれると、これがなかなか説明するのが難しい。「百文字以内で説明せよ」といわれても無理だと思います。

それと同じように、シリア内戦もややこしいことになっています。発端はいわゆる「アラブの春」がシリアにも飛び火してきたということになりますが、当然その背後にはアメリカや西ヨーロッパ諸国の思惑がありました。
というのも、アサド大統領は反イスラエルテロ組織であるハマスやヒズボラを支援しています。アメリカや西ヨーロッパ諸国はイスラエルを支援(ユダヤの手先、という人もいるかもしれません)していますから当然イスラエル(とユダヤ人)からすればアサド政権は敵です。
なので当然のことながら「民主化」という錦の旗の下に欧米諸国はシリアの反政府勢力を支援しましたから内戦は激しくなります。

しかし#2さんも指摘するように、反政府勢力はお世辞にも一枚岩とはなれません。まあなんというか、野党の集まりです。そうしている間にISが勢力を拡張し、おまけにシリアと国境を接するトルコも陰に陽に介入してきて誰が誰を支援しているのかややこしくて分かりづらい状況になりました。
かくして内戦は泥沼化し、膨大な難民がヨーロッパに押し寄せることになったのです。

私から見れば、民主化という美名の下で(カダフィ大佐などの)気に食わない国家元首を排除したのはアメリカと西ヨーロッパ諸国なので、それで難民の津波に飲み込まれそうになっているのは「自業自得」としか思えないですよ。

投稿日時 - 2020-08-02 16:30:35

ANo.2

シリア内戦のきっかけは2010年に中東、北アフリカで始まった民主化運動、アラブの春です。今の大統領バシャール・アサドは元々はヨーロッパで医学教育を受けたエリートで、父親と違って政治にあまり興味のない穏やかな人だったらしいです。後継問題の中で期せずして大統領になり、腐敗の撲滅や改革を試みる中でシリアでも民主化運動が起こり、それを武力で鎮静化させようとしたところから、国民の反発が始まりアサド政権も独裁・恐怖政治化していきました。アサド自身は経歴から言っても他の国の独裁者と違って、権力欲や私利私欲で国民を弾圧して搾取するつもりはなかったのでしょうが、政治的な手腕の不足か、既存の権力構造に押されたのか、世界でも名だたる独裁者になってしまいました。ヨーロッパ諸国は当初、ヨーロッパの価値観を理解する大統領として改善の余地があると期待した様ですが、もう後戻りできないです。

ここからは、とてもややこしいのと、これまでも西側の報道機関が現地レポートし切れる様な話ではないので、事実としてとてもややこしいと言うことだけでも理解していただければと思います。

報道では、政府軍と対立するグループを反政府組織と呼ぶのですが、実は政府と対立する組織はシリアには100以上あり、中にはアルカイダ系のイスラム過激派組織もあります。アサド政権と対立する理由も必ずしも民主化要求と言う物でもなく、宗教的や民族的な理由もあり、また政府対国民と言う構図でもなく、立場的にアサド政権寄りの少数グループもあったりします。決して反政府軍と言う様な一枚岩の組織や軍隊があるわけではありません。何れにしても独裁化したアサド政権は反政府組織と対立し、拠点の町の攻撃・弾圧を始めたのですが、話がさらに混迷したのがISの台頭。アサド政権はイラクからシリアにISが入り込むのを助けたか容認したと言う報道もあったのですが、アサド政権に取ってISは直接の敵ではなく反政府組織と戦ってくれる都合が良い集団ととらえていた節があります。そこにISの掃討を目指すオバマ政権時代のアメリカ軍が入ってきた。アメリカに取ってはアサド政権は友好な政権ではありませんでした。なぜならアメリカの盟友イスラエルと対立する過激派組織ハマス(パレスチナ)とヒズボラ(レバノン)をアサド政権が支援しているからで、独裁者で非人道的だからと言う理由だけではありません。そうは言ってもアメリカの敵はアサド政権ではなくIS。そこでアメリカは、反政府組織のうち、イスラム過激派やアメリカと敵対する組織をではなく、比較的穏健な組織を選んで、武器を供給し軍事訓練を施しました。ところがアメリカの意図に反して、それらの反政府組織はISと戦う以前にアサド政権から自分たちを守るのが優先だった。しかも、アメリカが支援した穏健な組織は自分たちでは戦わず、より過激な組織にアメリカの武器を渡したりしました。後に、アメリカの戦略が全くうまく行っていないことが明らかになり、オバマ政権が国内で批判さることになります。
そうこうするうちに、IS掃討の名目でロシアが入り込んできました。ロシアはアサド政権と関係が良く、アサド政権を支援したのですが、アサド政権とロシアは、ISの拠点を攻撃するだけでなく、反政府組織の拠点の町も空爆しただけでなく、化学兵器による攻撃まで行って国際的に大きな批判を巻き起こしました。
トランプ政権になると、シリアへの介入を弱め最終的には撤退してしまいます。つまり、シリアでアサド政権を支援するロシアの介入を許したまま引いてしまった。結果として現状は反政府組織に対してロシアが支援するアサド政権が圧倒的に優位な状況になっています。反政府組織との戦いと言ってもやっていることは反政府勢力が拠点とする一般市民の住む町への攻撃ですから、銃火に怯え、日々の生活もままならない自国民を攻撃・殺害し、大量の難民を産み出しています。それらの人々を護ろうと言う国際支援も無いと言う最悪の状態になっています。アメリカはシリアの非人道に対して強力な経済制裁でアサド政権を追い込もうとしていますが、ズタズタになった経済の中で更に経済的に孤立化させると、シリアの一般市民にも大きなダメージがあると心配されています。

投稿日時 - 2020-08-02 00:08:55

お礼

詳しいアドバイスをありがとうございます。
少し難しいですが、よく分かりました。世界情勢というのは一部の独裁者やテロリスト、反政府勢力などいろんな要因がからんで変化していくんですね。
ありがとうございました。

投稿日時 - 2020-08-05 20:24:40

ANo.1

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%86%85%E6%88%A6
シリア内戦 Wiki
元は、独裁政権に対する民主化運動が発端でそこに過激派組織ISIL
がアサド政権に加担して、米国とフランスを含む多国籍軍が参戦し
更にロシアとイランが政府軍の支援に回った事で泥沼化しています。

要は、初めから?米軍 (反政府軍) とロシア軍 (政府軍) の代理戦争と
言う事です。

投稿日時 - 2020-08-01 23:28:23

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